(激)『187』

う〜む。この映画どうやって書いたら良いのか悩むところなんです。

メキシコ系アメリカ人を描いた映画は、『落ちこぼれの天使たち』
とか、『アメリカン・ミー』とか、『ミ・ファミリア』、僕の生涯のベスト
10入りした『ブラッド・イン・ブラッド・アウト』もあるんだけど………。

この映画を目の前にしていると、まだまだ優等生なんだなぁ……
って思わずには居られない。

観ていて本当にキツイし、ある意味で非常に神経に障る映画でもある。
でも………認めざるを得ない………『187』

ホント。元旦から、僕に取って今年の紛れも無いワースト作品である
『アルマゲドン』と、二本立て続けに観た元旦とはどんな年なんだ?
と考え込んでしまった。

去年の正月映画の中では『CURE』は、「最凶」の部類だったんだろうけ
ど………僕の中では既に分かっていたし、自分に取っては紛れもなく「癒し」
の映画だった………。
だが………『187』は………自分の中に無く、一番毛嫌いしている要素
を情け容赦無く叩き込んでくる。

無秩序な暴力………世界中どこの街でも起きている青少年犯罪。
曇よりと包まれたLAの摩天楼に響く、マッシヴ・アタックの音楽………。

結末がこうしなくては為らなかった程、悲痛な都市の叫び………。

ケヴィン・レイノルズは飛んでも無い作品を世に出してしまった………。

が………目を背けては為らない。これが現実だからだ。

大倉 里司(HCD05016@nifty.ne.jp)

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