2000年6月21日

「月曜瓦版」他諸々の事情があって、書こう書こうと思いながら流されてしまう
日々が続きました。m(__)m

本の方は、白洲正子様の『白州正子自伝』(新潮文庫刊)を読了。スペインで
出会った一人のガイドの話が特に良い。冒頭で、過去を追うのが苦手と書き
ながら「どうしても書かなければ死ねない話」として断然筆致が違うのである。
それと、以前読んだ、秩父宮勢津子妃殿下の『銀のボンボニエール』と符合
する話題があり、戦前の上流階級の人たちの生活が垣間見えて興味深い。
個人的には素晴らしい人が多く、また、戦争と言う大きな流れには個人的に
反対する人が多かったと聞くが、「集団」になると沈黙してしまうのが階級は
異なれど自分も含めて日本人特有の悪い癖である。

現在読んでいるのが、「保守系」(と思う)フリー・ジャーナリストの櫻井よしこ様
の『日本の危機』
「従軍慰安婦問題」では、色々と物議を醸した人であるが、
実際に読んでみると「そうせざるをしなければ為らぬ程追い込まれた」とあり、
「左翼系」ジャーナリズムの誇大もあったのだなぁ……と思う。彼女の主張は
4割賛成、6割反対なんですね。「強制連行」は無かったとしても、依然として、
朝鮮半島の方々をそこまで追い込んだ責任があり、「創氏改名」という前代
未聞の悪行
については触れられていないのが残念である……。

で、最も支持したい部分は「薬害エイズ」に纏わる「感染症予防法」の法整備
の経緯。
連載物でしたので15ページという分量があるのですが、ここは、他と
違って「偉そうな物言い」をしていないんです。(笑)「〜断行せよ」とか「怠慢で
は無いのか」と言う言い回しですね。『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』と言う
著作(未読です)があるせいなのか、取材から得てきた「事実」の重みが断然
違うんです。ここは一切表現に水増しが無く、事実を淡々と……正に「事実を
して語らしめる」凄み!\(^○^)/これ……読めば判ります。ノンフィクションは、
「嘘」をつけない怖さがあるんです。作者の方の取材が甘いと恐るべきことに、
いくら筆力があっても誤魔化し切れないんですわ。


で……今日の本題。

>>態度未定の人が4割近くあることに触れ、「これは大変大きな数字なんで
>>すね。そういう人たちが最後の2日前になると、どういう投票行動を取るか
>>ということが。そのまま関心がないといって寝てしまってくれれば、それでい
>>いんですけども、そうはいかないでしょうね」などと語った。
(6月20日 自民党森総裁の談話より)

もし、これ……ニフティの会議室でこんなことを書いたら「応仁の乱」になりま
すよ。先ず2日間はこの書き込みに対しての抗議で埋まります。(断言)
で……シスオペ(ニフティより委託されたフォーラム管理者)とスタッフの間で
「小田原評定」には為らず、次の日には「お願い」が為される可能性大です。(懐)

でも、こんなことでも「自民支持」なんだから、ムトゥ派為らぬ「無党派」の皆様
棄権だけは避けましょう!

BGM:OST『ムトゥ〜踊るマハラジャ』(^^;;

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