2000年7月12日

中々映画評も書けずに此処に至っております。『ブリスター』、『ドグマ』
『クリクリのいた夏』(これは一押し)と順次書くとして……。

本日は、先ず上野の国立西洋美術館に行こうと思い立ち、映画の前売
り券と共に格安入場券を入手しようと神保町にある「ユーラン座」に……
が……¥1100円の入場券が売り切れで無い。おそるべし、フェルメール。

で……仕方なく当日券(@¥1300)を払って観にいきました。

今回の展示の目玉は、フェルメールの『恋文』でして、そこは10人ばかりの
人が群がっておりました。これが日曜・祭日だと……満員電車並の混み方
になるんでしょうが……印刷されたもののほうが「絵」くさい。(笑)
いや……実に「自然」なんですね。

で……他の目玉は(個人的偏見による)第2室にあるヤン・ファン・ホイヘン
の『2本の樫のある風景』これは面白い。一度観たら存在感がある絵。
同じく2室のフランス・ポストの『ブラジル、オリンダの眺望』年代を見てビックリ
仰天……1662年作とは俄かに信じられぬ程タッチが新しい。「さわやかな絵」

で……和蘭絵画と言えば細密な静物画が第3室にずらりと並べられ、果物
が実に美味しそう。ここは豊富なコレクション群の為見所満載。

4室にあるのが、フランス・ハルスの『男の肖像』と『女の肖像』……御隣にある
ホーフェルト・フリンクの『羊飼いに扮したレンブラント』は、モデルしてたのね(^^)
と中々貴重。

で……第5室が『恋文』で……ピーテル・ド・ホーホの『配膳室の女と子供』の
空間処理も圧巻。

最後の6室では、パウルス・モーレウスの『美しき女羊飼い』がその名の通りの
美女!これはストレートの男性だったら涎ものでは無いでしょうか……今迄観た
「美人画」の傑作ともひけを取らない傑作。

その向かいには、今回見たレンブラントの中では最もお気に入りの『オリエント
風に装った男』が!(*^^*)ポッ中年男性の胸像なんですが、ちょっとばかり腹が
出ているけれども全体としてはマッチョ系の男性の感じ(首廻りから推察!)(^^;;
があって、かなりそそる絵です。自分としてはリチャード・ギア似(犀の山のたぬ
座主命名)の『地理学者』の人よりも誘われたら絶対にこっちを選ぶなぁ……。

ですが……全体としての展示は「並」です。選定委員が高慢だったと一部不評
のオルセー展のほうが遥かに出来は上。ジャンルは異なりますが、あの……
「金と銀〜かがやきの日本美術」とは比べようがありません(--;)

その後……時間の都合で『クリクリのいた夏』を後回しにして、渋谷東急にて
『ドグマ』を鑑賞。今回、ベン・アフレックも良いけれども、マット・ディモンが切れ
やすい天使を演じていて意外性があって良かった。内容は「基督教マニア」には
涙チョチョ切れるような美味しい話。(笑)普通の人には絶対に薦めません。(^^;;

東急本店通りを登って、文化村……あと4ヶ月後には通い詰めることになるので
すが……(苦笑)にあるル・シネマに向かう。

『クリクリのいた夏』……良いですわぁ\(^0^)/\(^0^)/\(^0^)/\(^0^)/
「淡水系」であるのは間違い無いので、『フォーエバー・フィーバー』を後回しにして
見たのですが、「大河浪漫」でもあったのですねぇ。そして……ガリスを演じた、
ジャック・ガンブラン様(『ペダル・ドゥース』でのゲイの銀行員役が生々しい)が、
ハンサムなんですよぉ……(*^^*)ポッ(*^^*)ポッ(*^^*)ポッ(*^^*)ポッ(*^^*)ポッ(*^^*)ポッ

涙目ウルウル……コテコテの淡水系人情噺……何とか今年のベスト10には
組み入れたいですねぇ……しかし、金が無いときに限って観たいのが重なるのは
チト辛い。

 

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