2000年9月1日

本日は、関東大震災を記念して防災の日でもあり、また当館引越し一周年
記念日でもあります。来年もベッコウアメの状況が相変わらず重いようだっ
たら、またしても移転を考えております。夜逃げ……というか債務整理が、
丁度1年を過ぎたことを記念して、取立人様の大夜逃げ学と縁戚を張るこ
とに致しました。非常にためになる御屋敷なんで皆様も是非覗いてみて下さい。
本のほうは、岩淵 潤子様の『美術館の誕生』(中公新書刊)を読み終えたとこ
ろでして、冒頭から「日本の美術館には行かない」と偉そうな書き方をしている
ので閉口した節もありますが、それでも終章に、百貨店美術館の功績について
述べてあるので良しとしなくては(偉そうだなぁ(^^ゞ)

確かに、自分が行ったことのあるのは米国の美術館だけなんですが……交通
の便が良いのは事実ですし、国公立の美術館の様に、朝9時半に開館して夕
方4時30分最終入場、5時閉館というのでは普通の勤め人は土、日、祭日しか
足を運べない。東急本店横にある文化村ミュージアムは、午後7時まで開館し
ているのに感心したことがありました。ただ、彼女の場合、主に西洋美術に関
して述べてあるだけでありまして、「東洋美術」については触れていないのが、
謙虚と言うべきか………関心が無いと言うべきか。(--;)自分の見た狭い範疇
でも、西洋画はそれは、良品は数に限りが在るわけでして、早いもの勝ちという
ところがありますね。で………日本美術………明治………そして終戦のドサクサ
にかなり流失しているとは言え、まだまだ残っています。(^^)
第一、日本画を観ようと思ったのは数が沢山あるからなんですね(^^;;
で……観てみると、これが良いんですわ。西洋の美術も素晴らしいけど、国内
の美術に目を向けてみると………決してヒケを取らないものが沢山あります。
今のところ、朝鮮半島や、大陸美術迄は手を伸ばせないけれども、「凄い!」と
思った品があるのは事実ですし、焼き物に関しては、こと朝鮮半島を抜きにして
は片手落ちになってしまうのですねぇ………。やはり、この世界にも「魔」が潜
んでいる様です。

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