第14回東京国際映画祭日記ー三日目

映画祭3日目。そして、個人的には本日が映画祭メインの日となる。毎年そう
であるが、楽にチケットを取れる作品と、そうでない作品の落差が大きすぎる
のだ。

今回の2作品は、カンヌ映画祭で封切られた『地獄の黙示録〜特別完全版』と
サンダンス映画祭にて「観客賞」を受賞した『ヘドウィック・アンドアングリーイ
ンチ』。殊に『ヘドウィック〜』は、昨日やっと内容を知り取っておいて良か
った(^^)と思えるような内容なのである。

会場に着いた……平日の日中と言うこともあり、開場30分前なれどまだまだ
余裕の構え。長蛇の列になる前に御不浄に行き所用を済ませる。(^^ゞ

開場20分前になっても、さほど様子は変わらない。この映画は92分の予定。
舞台挨拶を含めても2時間は掛からない。と……すると、次回の『地獄の黙示
録〜特別完全版』の開場までは、一時間半以上ある

開場の際に荷物検査が入る。爆破予告でもあったのだろうか……?

映画上映前に監督の舞台挨拶。しゃべり方から、この人ゲイじゃないのか?
と思っていたが、映画本編を見て納得。やっぱりそうだったのね。

本編のほうは、かなり好きでありまして、美術が完璧なんです。
アングルの
『グランド・オダリスク』
を思わせるような色調と構図。
そして、『蜘蛛女のキス』のモリーナを思わせるような顔だちと科が素晴らし
い。はじめて、今回の映画祭で頭から尻尾の先まで面白いと思える一作に出会
えた。

『地獄の黙示録〜特別完全版』の待ち合わせ時間中に、ぼのぼのさまと能・狂言
文楽・歌舞伎関連の話題を少々。
「国立劇場」にも友の会制度があるのが意外。
通常公演であれば2300円で観られるとの事。心が動く。

会場に入ると
Cross of Ironのbouzeさまとその奥方。D坂髑髏亭のBD6さまと
その奥方のTAOさまと出合う……後に
菜穂美御嬢様と合流し映画終了後に呑み会
を行うことになるのでありました。

映画のほうですが、3時間30分……全部を見渡すと大いに破綻しているので
すが、「ミロのヴィーナス」にしても、
「サモトラケのニケ」にしても……
腕があったり、首がある「完品」であったならば、ここまで美術史上に名前が
残ったかなぁ?と思えるようなものでして、破綻しているからこその「侘び」
があるんです。

映画全般を通しての印象は、
ロマン派の巨匠ウジェーヌ・ドラクロアの連作
3時間30分の絵巻にして見せられた感触。時として
ギュスタヴ・モローの
『オルフェウス』
があったり、フレンチ・プランテーションの夕方の室内装飾
フェルメールの『手紙を書く女』を思わせるものがあります。
そして、闇の奥へ分け入っている朝焼けの水路は「水墨空間!!」
本拠地に入るとブリューゲルの地獄絵!!!

と………オーチャード・ホールの会場にありながら、意識の中では、ルーブル
美術館、オルセー美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー等の回廊を
行ったり来たりと言う夢幻のひとときを過ごしたのでありました。

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