毒書日記2005年度版その32

2005年11月27日(日)今日は夜勤(--;)

皆様、お早う御座います。今日は久々の夜勤です。

夜勤って言うのは、何と言っても眠いし、初日の憂鬱感
と言うのは現役でやっていた時も遂に慣れることは無か
ったですねぇ……(--;)
会社に一歩入れば開き直れるのは判っているんですが、
今回の職場はネット環境も一切無く、今日は御目付け役
の方も来られるんで、一人読書と言う訳にも参らず……
いやぁ……鬱です。(^^;
今晩限りであるのは判っているんですがねぇ。
で……昨日なんですが、2時半頃に床に着き、4時過ぎ
にはウトウトとして今朝は7時に起床。本日は昼頃から仮眠
を取って夜7時半には家を出ます。明日の帰宅は午前
11時頃でしょうか……因って本日の夜の縁戚廻りは
出来ませんので、何卒御容赦の程宜しくお願い致します。

2005年11月26日(土)【トレ】今日は脚の日♪

皆様、お今晩は。風邪と言うか喉の痛みも退いたので、
本日は
ゴールドジム行徳千葉にて脚のトレーニングを
して参りました。明日は夜勤なんで到底トレは無理な為、
どうしても本日中に済ませたかったと言う事情もありま
す。トレ終了後にはお決まりのタンニング♪夏場と違っ
て冬場は焼く人が居ないんで余裕で入れます(^^;

さて、本日はヴィン・ディーゼルさまの『リディック』
をDVDにて鑑賞。まさか宇宙空間で『マクベス』を
見せられるとは思っていなかったんで、ビックリ仰天!
感想としてはそれ以外書き様が無いんですねぇ……。
でも、ヴィン・ディーゼルさまの御身体は、絶対に萌え
る筈なのに、この映画を観ても全然萌えなかったのは
意外性が消えていたからかなぁ……?と思ったりもして
います。

夜は夜でフジテレビ系列で放映の3夜連続特別ドラマ
女の一代記シリーズ(3)『杉村春子〜悪女の一生・芝居
と結婚した女優』を観ていました。

過去二回分は観ていなかったのですが、今回は舞台女優
杉村春子先生の生涯でもありますし、演じているのが、
米倉涼子御嬢様だったので観ていた次第。
中々杉村先生の雰囲気を出していたし、演出もソツが無
くて良かった部類だったと思います。
意外な収穫だったのが、山口達也さまがえらく可愛いと
思えてしまったのと(自分も歳を喰ったせいで若専気味
になったのかなぁ……)こんな弟が居たらなぁ(^^;

2005年11月25日(金)【本】『パソ婚ネットワーク』

皆様、お今晩は。どうやら昨日の夕方から細菌が喉から
入ったらしく風邪に罹ってしまったような大倉です。
体調はお世辞にも芳しくありませんが、気分は絶好調♪

本日は津田沼にて勤務表並びに週報を書き上げ、お昼前
には退社。その帰り道のブック・オフにて3冊購入♪

1.矢崎麗夜著『パソ婚ネットワーク』太田出版刊

実はこの本に関しては、以前図書館で借りて読んでおり
まして今回8年ぶりの「再会」にあたります。ニフティ
のパソコン通信にて実際に起こったエピソード(と…
言うか都市伝説に近い)を悲喜交々に綴った隠れた名著!

殊に第二章の「ネットおかま殺人事件」は、ネット上で
女性になりすましていた男性が、別の男性から好意を寄
せられストーカー直前に迄至ってしまうと言う恐怖の
物語!『電車男』以前にもこんな凄い本があったんです
ねぇ……。

2.岩崎峰子著『祇園の教訓』幻冬舎刊

京都の祇園甲部と言う日本一格式が高い花柳界にて、第
一線を常に張っていた芸妓のエッセイ。銀座裏社交界と
の違いも興味深々と言うことで選んでみました。

3.ニーナ・ルヴォワル著『ある日系人の肖像』扶桑社
ミステリー文庫刊

>>かつて食料雑貨店を営んでいた祖父が死んだ。遺言状
>>に、店を譲るとして記されていた未知の人名。正体を
>>調べ始めた孫娘の前に祖父の過去が浮上する。ロスを
>>舞台に描く日系米国人の現代史に迫る自伝的作品。

いやぁ……本を読むのを辞めてから10年以上の歳月が
流れますが、10年ぶりに「これは傑作の匂いがする」
とピーンと来た一冊。
読んでみない事には、本当に傑作なのか?どうか判りま
せんが、そうした「勘」が戻ってきてくれただけで嬉し
いんです。\(^o^)/

家に戻ってからは、DVDにて『Mr.インクレディブル』
を鑑賞!これ……『クレヨンしんちゃん〜電撃!ブタの
ヒヅメ大作戦』すら凌ぐ傑作ですねぇ。主人公のボブに
なんだかボディビル大会で優勝して現在は普通の一市民
に戻っている方々を重ね合わせて観てしまいました。

これから、レイトショーにて『イン・ハー・シューズ』
を鑑賞して来ます。何しろ「大河浪漫」となれば40度
の熱が出ようが観ない訳には参りません。(^^)/~

2005年11月24日(木)本当は怖い動脈硬化(><)

皆様、お今晩は。実は今使っているキーボードが壊れてしまい
少々打ち難いのですが、交換は明後日にしようと考えている
大倉です。さて、今日は三鷹の職場にて「血液サラサラ度検査」
を言うものを行っていたのですが、結果は長年の喫煙が災いして
か、動脈硬化が進行中らしい。 キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
これから冬場を迎えるので、
病名【心筋梗塞】には気を付けた
い今日この頃。

本の方はテリー・ホワイトの『木曜日の子供』(文春文庫刊)
を読み始めたところ。両親を亡くし、富豪の祖父の下で暮らし
ていた少年が家出したところを、やはり両親を失い、唯一の
支えであった弟が植物人間となってしまった為、已む無く殺し屋
になってしまった二人の交流が今始まったところです。
これも読了したら、感想をアップします。

 

2005年11月23日【本】『そして粛清の扉を』

新潮社と幻冬社そしてテレビ朝日が主催した「ホラーサスペ
ンス大賞」第一回受賞作。とある問題高の卒業式の前日、一
人の女教師が生徒29人を人質にして篭城した。警察の特殊
部隊をも舌を捲く程の周到な計画の下、生徒達は次々と粛清
されていく。そして、殺された生徒には、それぞれの「罪状」
があった……。

原作者の黒武洋様は、フリーの演出家&脚本家だそうなんで
すが、大賞受賞作はテレビ化或いは映画化の可能性があるに
も係わらず、まずテレビ放映は不可能な「小説」でしかあり
得ない「毒」を盛ってこの作品を献上しています。

自分も読む迄は、『バトルロワイヤル』との類似作かなぁ?
と思っていたんですが、この元ネタは、アガサ・クリスティー
の『そして誰もいなくなった』に他なりません。(断言!)
ただ一つ違うのは犯人が最初から判っている事なんですね(^^;

黒武洋様の二作目である『メロス・レヴェル』でも思った事
なんですが、プロットは抜群に面白い……ですが、キャラク
ターの書き込みが少々モノ足りないと思ったのも事実。
何しろ犯人である女教師の名前ですら読了して5分しない内
に忘れてしまっているのですから……(^^;

とは言え、物語的には第二作よりも、断然此方!新潮文庫から
出版されていますんで、嫌な相手が複数いて、眼の前から消
えて欲しいと思っている方にはお薦めの一冊です!

2005年11月23日(水)【香水】香水求めて遥遥と

皆様、お今晩は。何かやたらと物欲に駆られる日ってありま
せんか?今日はそうした一日でして、「香水」を求めて、
上野のアメ横に行って参りました。結論から言えば小さい店舗
が多くて、ちょっとでも関心を示そうものならば、ススッ……
と売り子がやってきて、オチオチ物色も出来ない始末。

これでは堪らんって事で、今度は水道橋にある「ラクーア」の
中の「ザ・パヒューマーズ」へ……いやいやいや……もう少し
大きめの店舗かと思っていたら、呆れる程に小さくてガッカーリ。
値段も格別に安いって程でも無いので、踏ん切りをつけて、
先日知ってしまったドリーム・ランド!新橋の「キムラヤ」
へGO!

いやぁ……店内は広いし、邪魔をする売り子は居ないし、テ
スターボトルは100本以上あるし。そして何よりも「安い!」
先日御紹介した3本以上10%オフは無かったものの、ブルガ
リが特売シーズンでして、何と通常価格2980円の
ブルガリ
「アクア・プール・オム」
が1980円!(30ml)
カルバン・クラインの「CK-be」(100ml)も2280円と、
ヤフー・オークションの価格よりも安い!!しかも2本以上買
うと5%オフ!
交通費が掛かりましたが、結果的に4047円にて香水2本
お買い上げ♪と為りました。その後は、南砂町にある
ゴールド
ジム・イースト東京
にて背中&肩&腕のトレーニングを行い
本日は終了と相成りました。

2005年11月22日(火)最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

皆様、お今晩は。毎週火曜日と言えばコレしかありません♪
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」の御時間です。

『本当は怖い軽い腹痛〜陰に隠れた悪魔〜』

今回の犠牲者は、会社を早期退職した52歳の男性。レスト
ランを開くべく料理学校にて勉強中と言う中々見上げた根性
の持ち主でしたが、人気レストランにて調査の為会食していた
ところ、軽い腹痛に襲われたのです……。それは直ぐに収ま
りましたが、気にする程でも無いと思っていたのですが、
長年の喫煙と飲酒……度重なる不摂生が気になり、この男性
は人間ドッグを受診。胃や腸に癌の兆候は無かったものの、
血糖値や高脂血気味と診断され、煙草を止め食生活も一変。
滅多にやらない運動迄始めたこの方ですが……病は着実に
進行を続けていたのです……。

お腹が張る……そして、何故か腰痛……しかし、揉んで貰う
と痛みは直ぐに消えたのですが、それから半年後、チョコレ
ート色の尿が出て、顔が黄色くなっていました!
慌てて病院に駆け込んだのですが、もう手遅れだったのです。

今回の問題は二問とも超難問の部類です。
この症例ですが、肝臓を疑ったのですが、肝炎や肝硬変に
ありがちな「手の平が赤くなる」とか……「疲労感」が出て
来ないんですね。そして、揉んで貰ったら腰の痛みが消えた?
ってところで消去法にて「膵臓」と判断したのですが、やはり
自信がありませんでした……m(_)m

病名【膵臓癌】ガ━━(゚д゚lll)━━ン!!!

検査方法が進化した今でも発見が難しい癌の一つらしく、年間
2万人の方が亡くなられている病。そして厄介なのは通常の
人間ドックでは発見が難しい(これは病名【肺癌】でも同じ)
50歳以上の男性で喫煙歴&飲酒量が多い方には要注意の病。

『本当は怖い肩こり〜わかってくれない地獄の苦しみ〜』

これまた「世界の難病シリーズ」のはじまり〜はじまり〜
でして、お手上げでした。(^^;

夫と離婚し、実家に戻ってきた34歳の「女性」離婚を機
に、以前勤めていたブティックに復職。それも支店の店長を
任される事になったのですが、その日肩こりが彼女を襲い
ます。そして、家に帰ってわが子を抱き上げた瞬間、腰に
爆発するような激痛を感じた彼女。翌日、近所の整形外科を
受診するのですが、「骨に異常は無く、筋肉痛でしょう」と
の診断を受けたのですが……やがて身体のあちこちに激痛
が走り、不眠に襲われます。そこで彼女は「ドクター・シ
ョッピング」を繰り返すのですが、何処に行っても「異常
無し」……精神科に通ってみても「異常無し」????
やがて彼女は激痛の余り、ブティックを退職し、寝たきり
状態になってしまいます。そんな彼女を救ったのは、何と
別れた夫でした♪<大河の香りがしますねぇ(^^;

病名【線維筋痛症】

正直申して見た事も聞いた事も無い病気ですが、何と潜在
的には200万人の患者が居て、その殆どが何故か女性。
厚生労働省でも2年前にやっと専門調査チームが出来たばか
りと言う超難病の一つ!病気の発症メカニズムは判明して
いないのですが、強いストレスが発生することで病を加速
する事が多いとの事。検査を受けても判らないのは全て脳の
中で発生しているからなんですねぇ……その意味で
病名【むずむず脚症候群】と(・∀・)イイ!! 勝負!

それにしても、今回は本当に難しかったぁ……(--;)

 

2005年11月21日(月)『死のロングウォーク』(S・キングを巡る回想録)

皆様、お今晩は。昨日の日記にもアップしましたけれども、
リチャード・バックマン(実はスティーブン・キング御大)
の『死のロングウォーク』を読了致しました。

舞台は例に因ってメイン州。全米各地から十四歳から十六歳
の少年百人を選抜して、昼夜を問わず歩き続けさせ歩行速度
が落ちた者は「警告」を受け、それが3回以上続くと問答
無用で射殺される……そしてゲームが終わるのは、最後の
一人になった者のみ。

故、奥澤成樹先生の解説によれば、これが刊行されたのは79
年ですが、実際にこれを書き上げたのは、大学一年の67年の
時の『キャリー』以前の実質上の処女作と言うから恐れ入り
ます。

さて……大顰蹙を買う事を前提にして書かせて頂くならば、
スティーヴン・キングと言う作家は、モノを書くためだけに
生まれてしまった化け物と思っているんです。

「収入も名声も遣い切れない程にあるのに、何でアンタは書
くの?」と小一時間『ミザリー』では無いけれども、問い詰
めたい程に精力的にと申しますか……呆れる程に書いていま
す。そしてそれがまた売れるんですね(爆)

ここ迄読んで頂いた方の大半はお察しと思いますけども、実
は、キングの存在自体(と言うか取り巻きが大杉!)が余り
好ましく思っていないんですね。

昔の友人に(今は音信不通となっていますが……)熱狂的な
キング信者が居まして、彼が絶賛モードを連発するものです
から、その反動でジョン・ソールとか……F・ポール・ウィ
ルソンとか……V・C・アンドリュースとか、爆発的な人気
は無いけれども中堅層のホラー作家に傾倒してしまった訳
なんですよ。

明らかに「肌が合わない」と思ったのが映画『黙秘』の原作
となった『ドロレス・クレイボーン』を読み比べた時ですね。
原作ファンは、この映画の事をまるで評価していない模様で
すが、自分は正反対でして「良く、この原作をここ迄昇華
した」と映画版の方を大絶賛しておりますし、その評価は
今でも変わりません。

さて……第一作はてっきり『キャリー』だと思っていた自分
は目から鱗!「三つ子の魂百迄」と諺にもありますが本当で
すね……。キングの原風景が此処にはありました。

ただ……この作品自体は、決して嫌いではありません。ロン
グウォークとは、多くの人が書かれている様に当時の泥沼化
したベトナム戦争の隠喩と取れなくも無いのですが(多分
そうでしょう……)

自分的には「小説」そのものだと思ったんですね。初の長編
に取り掛かる。散々読んできたし、短編は幾つか書いてきた
(あくまで想像)でも、タイプライターに向かって真っ白な
紙に文字を打ち付ける作業。大体のプロットも登場人物の
キャラも出来上がっている……。では道中をどうするのか?
少年達は何を考えていたのだろうか?

またもや想像の域を出ませんが、作者キングが自分自身に見
立てていたのは、主人公であり語り部の47番のレイ・ギャ
ラティでは絶対にありません!中盤までは、皆の嫌われ者5
番のゲイリー・バーコヴィッチ。そして彼を片付けた後には、
最後の分身として88番のステビンズを見立てたと踏んでい
ます(^^;

61番のピーター・マクヴリーズは、当時キング自身が一番
憧れていた人物の反映。3番のアート・ベイカーは彼の親友
を投影させていたんでは無いかなぁ……

読みながら自分自身のキング史をつらつら思い返して下さっ
た一冊となりました。

因みにキングの小説で一番好きなのは『デッド・ゾーン』で
すか……この本が発行された年と重なるのは奇遇ではありま
すが。

 

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