毒書日記2008年度日記その2

2008年1月13日(日)【トレ】本年度ベスト1最有力候補誕生!『ジェシー・ジェームズの暗殺』を観た後に……

皆様、お今晩は。本来でしたら、本日は、『ジェシー・ジェー
ムズの暗殺』を豊洲のユナイテッドシネマにて鑑賞し、その後
ゴールドジム原宿東京にて脚と背中のトレーニングを行った後、
千代田線で大手町迄行き、そこから都営三田線にて千石にて行
われている宴会に飛び入り参加するつもりでした……が……。

まさか1月の時点でこんな事を書くとは夢にも思わなかったで
す。本日観た『ジェシー・ジェームズの暗殺』ですが、本年度
ベスト1最有力候補になってしまったのであります。
まだ、一回目の鑑賞なんで、2時間40分と言う尺の長さもあ
って自分の中で整理が付いていない状況ですが、この映画を一
言で言うならば、

「現世では絶対に救済されない三人の男を描き切った作品」

と申しましょうか?ブラッド・ピットさま演じるジェシー・
ジェームズさまが、17人も殺人を犯していながら一向に悔い
ていない様に描かれておりますが、それでは何故最後にあの様
な行動を取ったのか?破滅願望を多少なりとも持った人間なら
ば、この辺りの心理が判らないでもありません。ですが、筆舌
に尽くし難いのは、彼を崇拝しながら次第に現実との軋みが出
てきたケイシー・アフレックさま演じたロバート・フォードと
兄のチャーリー(サム・ロックウェルさま)が抱え込んだそれ
ぞれの「地獄」それが容赦無く描かれているのですが、自分に
とっては泣く以外の対処法が見つかりませんでした……。
万人に薦められる映画では無いですが、TAOさん姐さんと、
vertigo御嬢様、そして超兄貴さまには、是非共観て頂きたい
映画として強く推薦致します。
そんな訳で、今日は一人で居たかったのであります……そんな
訳で千石で開催されている宴会には不義理をしてしまい申し訳
無く思っております。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6940
(シネマトピックオンライン『ジェシー・ジェームズの暗殺』)


http://www.walkerplus.com/movie/title/mo5703.html
(MovieWalker〜『ジェシー・ジェイムズの暗殺』 上映案内)

2008年1月13日(日)【トレ】「植物系」になったねぇ……と奈美さん姐さんに言われたの巻

皆様、おはようございます。これを打ったら、豊洲のユナィ
テッドシネマにて『ジェシー・ジェームズの暗殺』の10:
45〜の回を観に行くんで、心中慌てて書いております。
やはり、来月か、再来月にヤフー・オークションで、USB
メモリーかフロッピーディスクが使える旧型のノートブック
を買おうかなぁ……と考えております。そうすれば、移動の
電車の中でも打つ事は出来ますんで……。
さて昨日の日記に書き損ねたんですが、牧野修さまの『アロ
マパラノイド〜妄執の芳香』(角川ホラー文庫を読了)。返す
刀でジョン・ダニングさまの『死の蔵書』を読み始めた所です。
昨日は、
ゴールドジム・原宿東京に行って浜中先生に新年の
御挨拶をした後、胸と腕のトレーニングを行ったのですが、
中途半端に時間が余ったので、表参道駅から半蔵門線に乗っ
て永田町にて南北線に乗り換え、飯田橋のブックオフに行く
も目ぼしいものは殆ど無く、手ぶらで帰って参りました。(涙)
それからJRの総武線を使っても良かったのですが、東西線で
高田馬場駅で西武新宿線に乗り換え、「ティタ・テット」にて
ウーロン茶を啜っておりました。昨日の話は、奈美さん姐さん
がジム通いする様になってからタクシーを利用しなくなったと
か、伊勢丹で買い物をしていても息切れがしなくなった等の
ジム通いの効能編と、お互いにブックオフ通いが続いているん
で本の話題をする事が多くなったねぇ……と言う話。そして何
より、11月に入って糖尿病が発覚し、食事制限を掛ける様に
なってから固形物としての肉食は週に1回程度になったので、
性欲がスッポリと消えて、奈美さん姐さん曰く「植物系」にな
ったねぇ……と言う話になったのでした。前の日記にも書いた
けれども、新宿24会館に泊まると、完全には熟睡モードに為
らないので、日曜日に映画を観に行くと言う選択肢が絶たれて
しまう事が大きいですねぇ。映画を観に行くことと、ブックオ
フで105円本を買って読む事、そしてジム通い&週に一回の
ランチビュッフェにて、食欲が満たされているんで、性欲は、
DVDを観ながら手コキで済む様になってしまいました。偶に
やりたくなった時は、売り専を利用して効率的にやった方が
お金は飛びますが、時間の節約にはなりますよねぇ(^^;

2008年1月12日(土)行く本、来る本

皆様、お今晩は。今日は雨も降っていますし、豊洲のユナイテッ
ドシネマに行くのを取り止めてこれを打っています。
朝食を摂って程無く、宅配便業者の方が山の様な荷物2箱を持っ
てこられました。仙台から姉上から送って頂いたものだったので
すが、発送先を見ると会社持ちだったんで、これだったら送れる
なぁ……と感心したのでありました。(一応、スーツも買ったの
で不正範疇には入らない筈(^^;)
それから精神科に行き、昨日の愚痴をぶちまけました。本のヤケ
買いに関しても出ていくお金が程度が知れているし、何よりも
ストレス発散に繋がるので、依存症では無いとの診断でした。
依存症では無いものの、やはり本を置いておくスペースが足りな
くなるのは事実でして、門前仲町にあるブックオフに30冊ばか
り持って行ったのですが、買取対象になったのはたったの4冊。
〆て84円(涙)まあ……捨てるよりは精神衛生上宜しいと考え
直し、待ち時間を利用して門前仲町店にて買ったのですが、本
の入れ替え時期に合致したので見事に「当たり」ばかりでした。
\(^o^)/

・貴志祐介著『硝子のハンマー』角川書店
・小川勝己著『葬列』角川書店
・石黒耀著『震災列島』講談社
・真保裕一著『誘拐の果実』集英社
・船戸与一著『砂のクロニクル』毎日新聞社

・ジョン・ダニング著『死の蔵書』ハヤカワミステリ文庫
・シドニー・ザイオン著『ニューヨーク・サバイバル』(上下)新潮文庫
・橘玲著『マネーロンダリング』幻冬舎文庫
・五十嵐貴久著『Fake』幻冬舎文庫

殆どの本が買い取ってくれないことが判明したんで、今度は売
る時は、50冊以上纏めて、段ボール箱に入れて引き取りに来
て下れるようにお願いしましょう。タダ働きをさせてしまう
様ですが、此方だって「上客」なんですからその位の事はして
貰わないとねぇ……。午後5時過ぎに原宿のゴールドジムに
行って、それから「ティタ・テット」に行けば良いかな?

2008年1月11日(金)オタクにも見做されない自分は、早稲田のブックオフにて本のヤケ買い♪

皆様、お今晩は。自分では「オタク」だと自負しておりますが、
どうも世間ではそう見てくれていなさそうで……(--;)

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/026/otaku_fashion_male/
(「オタクっぽい」と感じてしまう男性の格好ランキング)


1位 アニメプリントのTシャツ
2位 アニメ柄の紙袋
3位 腹部に付けるタイプのウエストポーチ
4位 バンダナをハチマキ状に巻く
5位 鞄にベタベタ貼り付けたアニメバッチ
6位 ムダに長い髪の毛
7位 リュックサックを片方の肩に掛ける
8位 大きくて厚いメガネ
9位 シャツ(Tシャツ含む)をズボンの中に入れる
10位 ケミカルウォッシュ・ジーンズ(しかもぴちぴち)

あのう……アニメファン以外は、「オタク」の範疇に入れて貰
えないってことでしょうか?毎日、職場で溜まるストレスを
ブックオフの105円棚で大量に購入するって行為も十二分に
「オタク」だと自分では思っているんですがねぇ。

話が横道に逸れましたが、自分のところの部署の上長は、「決
断力」がまるで無い人でして、本日も新規導入のPC10台を
購入するのに、ああでもない、こうでもないと業務時間終了後
2時間30分も付き合わされて、何時もは行かない早稲田のブッ
クオフに行ったら、今日は「当たり」の日でして、既に持って
いるんですが「Aクラス」の本が105円棚にズラリ!\(^o^)/
今日は3冊買いましたが、御蔭さまで2時間30分の鬱屈が吹き
飛びました。\(^o^)/

・真保裕一著『密告』講談社文庫
・大沢在昌著『ニッポン泥棒』文藝春秋
・矢作俊彦著『ロング・グッドバイ』角川書店

明日は、精神科の受診と仙台から宅配便で荷物が届く予定です。
豊洲のユナイテッド・シネマにて『ジェシー・ジェームズの暗殺』
をも観たいのですが、明後日に廻そうかなぁ……

2008年1月10日(木)今日買った本

皆様、お今晩は。今日はちょっと凹む事が起きましたので、
荻窪のブックオフにちょっと立ち寄ってみました。
やっぱり、荻窪店は品数が充実しておりますねぇ……。

・雫井脩介著『虚貌』幻冬舎
・大沢在昌著『氷の森』講談社
・大沢在昌著『アルバイト探偵』講談社文庫
・大沢在昌著『アルバイト探偵 調毒師を探せ』講談社文庫
・大沢在昌著『野獣駆けろ』講談社文庫
・アーサー・C・クラーク
 マイク・マックウェイ共著『マグニチュード10』新潮文庫

ふぅ……何度も書いていますが、何時になったら読める事やら。

2008年1月9日(水)昨日買った本、読み始めた本

皆様、お今晩は。この日記は昨日書くつもりだったのですが、
一晩に3つも日記を挙げても何だろうと自粛して、一つだけ
取っておいたネタです。と……言っても全然大した話題では
無くて、昨日は、会社から吉祥寺駅迄歩いて帰った事と、吉
祥寺のブックオフにて以下の2冊を購入致しました。

・杉本文野著『ダブルハッピネス』講談社
・岡本正善著『逆境を生き抜く「打たれ強さ」の秘密』青春出版社

で……どうも、パッとした気分に為らないので、一つ前の浦安
駅で降りたら、あるわあるわ宝の山状態。ここんところ浦安店
からは目が離せません。

・岩井志麻子著『夜啼きの森』角川書店
・横山秀夫著『第三の時効』集英社
・真保裕一著『ダイスをころがせ!』毎日新聞社
・高島徹治著『プロが使う秘密の日本語』幻冬舎
・吉沢典男著『どこかおかしい敬語』ごま書房
・大沢在昌著『新宿鮫8 風化水脈』光文社
・大沢在昌著『走らなあかん、夜明けまで』講談社文庫
・藤田宜永著『転々』新潮文庫
・和田はつ子『密通』角川ホラー文庫
・保科昌彦著『相続人』角川ホラー文庫
・牧野修著『リアルヘヴンへようこそ』角川ホラー文庫

で……昨日から、牧野修さまの『アロマパラノイド 偏執の
芳香』角川ホラー文庫を読み始めていますが、これ……かなり
異形の匂いが致します。

2008年1月8日(火)【本】『犯人に告ぐ』

皆様、お今晩は。昨日雫井脩介さまの『犯人に告ぐ』双葉
社刊を読了致しました。その感想です。

ノンキャリアながら警視として、神奈川県警本部管理官の
地位にあった巻島史彦は、とある誘拐事件の捜査ミスの責
任を負わされて捜査会見を行うが、上層部の指示により過
失を一切認めなかったため、マスコミの激しい攻撃に晒さ
れた事から逆切れし、足柄署に左遷された。
それから6年後、「バッドマン」を名乗る犯人による連続
幼児誘拐殺人事件の捜査が難航。警察や自分に批判的なマ
スコミ関係者を嘲弄するメッセージを送る犯人に対する世
間の怒りは、警察に対する非難となって現れていた。この
事態に危機感を持った県警上層部は、捜査責任者がマスコ
ミを通じて目撃情報を求めると共に、犯人自身に呼びかけ
る「劇場型捜査」とも言うべき起死回生の策を取ることと
し、巻島がその責任者として呼び寄せられる事になった。

2004年度週刊文春ミステリーベスト10にて1位に
輝いた他、数々のベスト10に食い込んだ本作ですが、
これは文句無しに面白いです。最初に起きた誘拐事件
を第1章で処理し、第2章で「劇場型犯罪」には「劇場
型捜査」と言うアイディアが読者の前に広げられ、後は
スイスイと頁が進んで行くと言う塩梅。ラストでちょっ
と失速する感はあるんですが、それまではダレると言う
事がありません。主人公の巻島、彼の部下でありながら
年上の苦労人津田巡査部長、曾根県警本部長の甥であり、
巻 島の年下の上司の植草。これが一筋縄では行かない
喰え ない男でして……と様々な人間模様が絡みあって
一本の 太い流れを作っていくのであります。キャラクタ
ーは 一癖も二癖もある奴等ばかりですが、文章には妙な
癖が 無く、キリの良い所で改行してあったりするのも、
非常 に読みやすさを後押ししている形になります。
そんな訳 で通勤電車の中のみならず、ジムへの往復の
電車の中で もコマ切れに読むことが出来て、とても助
かりました。
自分は幸いにもブックオフの105円棚で見つけて読ん
だのですが、この面白さならば定価で買っても十分に
お釣りが来る面白本として推薦させて頂きます。

2008年1月8日(火)【本】『川を覆う闇』

皆様、お早う御座います。去年の大晦日に桐生祐狩先生の
『川を覆う闇』(角川ホラー文庫)を読了致しました。
その感想です。

警備会社に勤める土岐は、副都心に程近いマンションから
失踪したある女性を捜すよう依頼を受けた。女性の部屋を
訪れた土岐は、腐乱したゴミが堆積し、想像を絶する悪臭
を放つさまに驚愕する。次第に土岐の周りに出現し始める
汚穢に満ちた空間。そして中世ヨーロッパで清潔の追求を
基本理念としながら、迫害によって消滅していた宗教、ド
ゥーゼ派の復活を目論む怪しげな組織とは……。

デビュー作である『夏の滴』は、少年たちが楽しい筈の夏
休みのキャンプが突如として悪夢に変わる瞬間を描いて
おり、それはそれで凄まじい衝撃を受けたのでありますが、
この本に関しては冒頭からして凄い。この小説の裏主人公
である森志穂子の部屋の描写からして、容赦と言うものを
許しません。そして、川のあちこちに出来る世界穢(せか
いえ)が出来たあたりから次第にグロさは頂点に達してい
くのでありますが、逆に行く所迄行って仕舞った感があり
ますし、慣れというものは怖いもので、そうした描写は
相変わらず続くのですが、違和感を感じなくなってしまっ
ている自分が居るんですよねぇ。

この小説”ナスティ・ホラー”(ナスティとは、「吐き気
をもよおすほど汚らしい」とか「淫猥」「悪趣味」「下劣
な」を意味する言葉)だそうですが、自分としては、読後
感は、西村寿行先生のドブネズミの大群が人間を襲う『滅
びの笛』や『滅びの宴』、大量発生したイナゴが作物を食
い荒らす『蒼茫の大地、滅ぶ』等の一連の動物パニック小
説に近いものを感じたのでありました。因って、こうした
物が好きな貴方には自信を持ってお薦め出来る一冊です。

2008年1月7日(月)個人的2007年度映画ベスト10

皆様、お今晩は。自分が選んだ2007年度映画ベスト
10を発表致します。いつもの年でしたら、邦画、洋画
別個に立てるのですが、今回は、ナイスガイ・エディさま
「NICE TO MEET YOU」のベスト10形式に従った形にな
ります事を御了承下さい。

1.『河童のクゥと夏休み』

これがぶっちぎりの1位ですね。2007年の映画はこれを
抜きにしては語れない程に重要な作品。原恵一監督は伊達に
5年間の沈黙を守っていた訳では無かった事が証明された
完全無欠の1作。

2.『パンズ・ラビリンス』

物語の強さ、現実と幻想の狭間を驚くべき力技で魅せ切った
1作。現実世界の描き方に一切の妥協が無いところも凄く、
驚嘆するより他にありません。

3.『あるスキャンダルの覚え書き』

『危険な関係』や、桐野夏生さまの小説『グロテスク』すら
凌ぐ人間に潜む禁断の心理を余す所無く描いた本作。個人
的には主演女優賞は、ジュディ・デンチ姐さんに進呈した
いですね。

4.『ドリーム・ガールズ』

つ…遂にミュージカルがベスト10に入ってしまいました。
単なる成功と挫折物語だけには留まらず、現代アメリカ音
楽史としても貴重な1本となるのではないでしょうか?

5.『カンナさん大成功です』

年末に入って大番狂わせが発生しました。2008年の正月
映画を全部観ていないので断言は出来ますが、恐らくこれを
上回る作品は無いんでは無いでしょうか?

6.『フライボーイズ』

何故か小規模公開に留まってしまったのが未だに謎な、航
空戦争物の大傑作。しかも、これが実話だったとは驚きで
あります。

7.『きみにしか聞こえない』

出来れば何の先入観も抜きにして観て頂きたいピュアなラ
ブ・ストーリー。クライマックスは、デ・パルマタッチが
炸裂しております。

8.『キングダム〜見えざる敵』

一見ドンパチだけの単純明快なアクション映画に見せ掛け
ながらその実、非常に志が高い一本でしたねぇ。
「テロは何故無くならないのか?」と言う問いかけに一石
を投じた問題作。

9.『キサラギ』

口コミで伝播した密室劇の大傑作。お金は無くても十二分
に面白い映画が出来ると言う御手本的な映画。

10.『善き人のためのソナタ』

完成度と言う点から見れば、これを1位にしても良い位。
何と言ってもラストの一言に全てが集約されております。

投票は此方から→↓

http://www.m-net.ne.jp/~takey/
(NICE TO MEET YOU)

今日は、雫井脩介さまの『犯人に告ぐ』を読了致しました。
1月2日の夜から読み始めて5日目で終了ですが、この本
は片時も手元から離すことはありませんでした。いやぁ…
こんな面白くて105円で良いのか?!と大満足でした。

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