毒書日記2008年度日記その3

2008年1月20日(日)豊洲にて『スゥイーニー・トッド〜フリート街の悪魔の理髪師』と『ジェシー・ジェイムズの暗殺』のハシゴ

皆様、お今晩は。今日は豊洲のユナイテッド・シネマにて『スゥ
イーニー・トッド〜フリート街の悪魔の理髪師』と『ジェシー・
ジェイムズの暗殺』と言う鑑賞する順番を間違えると飛んでも無
い目を見る2本を観て参りました。まずは、『スゥイーニー・ト
ッド〜フリート街の悪魔の理髪師』ですが、ティム・バートンの
映画って今迄『エド・ウッド』以外は好きに為れなかったのです
が、これは数少ない例外でして、グロさと血糊が丁度(・∀・)イイ!!
塩梅に配合されていてかなり好きですわぁ……それにしても、あ
のオチにはビックリしました(^^;
で……『ジェシー・ジェイムズの暗殺』ですが、2回目観て、自
分は本当にこの映画が好きなんだなぁ……と再度実感致しました
し、前半の登場人物の遣り取りも、感慨ひとしおですわぁ……。
2回目観てハッキリと判ったのは、ロバートがジェシーを暗殺す
る動機と瞬間なんですねぇ。今回これが判っただけでも大収穫と
言えるのでは無いでしょうか……。豊洲の方も一番小さいスクリ
ーンに移動させられ、今週からは上映回数も減らされ、再来週
で打ち切りって事になるんでしょうかねぇ……。
帰りは地下鉄では無く、都営バスに乗って門前仲町へ。門前仲町
のブックオフとは相性が(・∀・)イイ!! のですが、今回も例外では
無く素晴らしき収穫がありました。

・矢作俊彦著『悲劇週間』文藝春秋 これだけは500円
・大沢在昌著『天使の爪』(上下)小学館
・奥田英朗著『ガール』講談社
・梶尾真治著『つばき、時跳び』平凡社
・藤原伊織著『てのひらの闇』文藝春秋
・北上秋彦著『種の起源』祥伝社

トレーニング無しで、映画漬けの一日と言うのもたまには良いも
のです。

2008年1月19日(土)西新宿のヒルトンホテルにて優雅にケーキ・バイキング

皆様、お今晩は。通常の土曜日だと、豊洲か渋谷で映画を観た後、
昼食を摂ったあと、ゴールドジム原宿東京に行って胸と腕のトレ
ーニングをした後に、新宿ゴールデン街の奈美さん姐さんの「テ
ィタ・テット」にてウーロン茶を呑んで帰ると言うパターンが言
わば「定石」ですが、今日は全部外しております。まずトレーニ
ングは、風邪の為出来ない。映画を観ようかと思ったのですが、
ミクシィにて18年ぶりに再会したお竜@猪っち御嬢様からメール
が飛んできて電話で話したいとの事。電話で話したらお互いに今
日は暇なんで、西新宿のヒルトンホテル東京の「マーブルラウン
ジ」にてケーキ・バイキングしませんか?とお誘いした所乗って
来られまして、先方は立川から、自分は市川の南行徳駅から新宿
駅に向かいました。と……言っても自分は時間が余りそうだった
ので飯田橋のブックオフに立ち寄ったところ、飛んでもない掘り
出し物がありました。水村美苗さまの『本格小説』(上下)新潮
社。これが上下で揃っているの?!と嬉しくなって即座に購入。
上手く行けばもう、この時点で今年読む本には苦労しなくても
済むかも?と言う状態になりつつあります。未読本だけで優に
200冊は超えていますんで(^^;
問題は、いつ何を読むかでして、その時の気分とエンジンが掛か
るまでのタイミング次第って事になるんでしょうか?
さて、待つこと20分……ようやく到着しました。何でもバスが
渋滞に嵌っていて動けなかった模様。
で……肝心要のケーキ・バイキングなんですが、今迄数多くの友
人をここに招いたけれども、不満が出た事は一度も無いと言う驚
異の品揃えでして……14:30〜18:00迄は居座り続けて
文句は言われないし、ケーキ等デザートの種類は50種類以上。
また甘味だけでなく、焼売や蒸し餃子、肉饅頭等の点心類。そし
て、スモークサーモンのサンドイッチがこれまた!(゚д゚) ウマ-
でして、珈琲、紅茶、烏龍茶呑み放題で3500円とは十分に納
得が行く値段です。
この御蔭で、今日は夕食抜きでも十分な状態です。ヒルトンなだ
けに昼抜きで夕食も抜いて、自分の場合紅茶を5杯御代わりしま
したが、十分にモトは取れています。
しかし……改めて西新宿を見ると新しいビルがバンバン建ってい
て浦島太郎さん状態でした。
今日は、そうしてカロリー制限値無しの一日を送ったのでありま
した(^^;

2008年1月18日(金)今週買った本

皆様、お今晩は。会社に行くと黙っていてもストレスが溜まる
ものですが、そうした訳で今週は、帰り道ほぼ毎日ブックオフ
に立ち寄っておりました。書こう、書こうと思っていたら、
溜まりに溜まって高さが66センチになったので驚いている
次第です。

買った本の日付とかは、もう混乱しているんで順不同で行きま
す。

・村上龍著『半島を出よ!』(上下)幻冬舎
・高田侑著『裂けた瞳』幻冬舎
・久坂部羊著『破裂』幻冬舎
・久坂部羊著『無痛』幻冬舎
・藤田宜永著『鋼鉄の騎士』新潮社
・船戸与一著『龍神町龍神十三番地』徳間書店
・安東能明著『螺旋宮』徳間書店
・東野圭吾著『白夜行』集英社
・石川大我著『ボクの彼氏はどこにいる?』講談社

次が文庫本です。

・麻生幾著『ZERO』(上・中・下)幻冬舎文庫
・船戸与一著『血と夢』徳間文庫
・折原一著『誘拐者』文春文庫
・折原一著『チェーンレター』角川ホラー文庫
・田中啓文著『水霊 ミズチ』角川ホラー文庫
・今邑彩著『赤いベベ着せよ……』角川ホラー文庫
・今邑彩著『蛇神』角川ホラー文庫
・ダグラス・ケネディ著『幸福と報復』(上下)新潮文庫

最後に新書が来ます。

・森村誠一著『エンドレス・ピーク』(上下)光文社
・大沢在昌著『パンドラ・アイランド』(上下)徳間書店
・横山信義『東京地獄変』(上のみ)幻冬舎
・竹山博英著『マフィア・その神話と現実』講談社現代新書

いやぁ……どうしましょうかねぇ(^^;

2008年1月17日(木)【本】『死の蔵書』

昨日、ジョン・ダニングさまの『死の蔵書』ハヤカワミステリ
文庫刊を読了致しました。その感想です。

10セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす。
そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。捜査に
当たった刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があるこ
とを知る。貧乏だったはずなのに、いったいどこから。さらに、
その男が掘出し屋を廃業すると宣言していた事実も判明し…
古書に関して博覧強記を誇る刑事が、稀覯本取引に絡む殺人を
追う……。

いやぁ……面白い!この本が現在でも重版を続けている訳が判
りました。(そんな訳でブックオフの105円棚には、講談社
文庫のパトリシア・コーンウェルさまと共に必ずある筈なので
新刊で買う必要は無し)

自分も「古書の内容」に関しては、人一倍嗅覚が優れて参りま
して、例え無名の作者でも、ある程度の分量と本そのものの状
態がそんなに酷くなかったら買っておきますが、この本の中に
出てくる登場人物達は、そんな生易しいレヴェルでは無く、喰
うか喰われるか?のパイの限られている「古書業界」のツワモ
ノばかりなんで「高く売れる本」を探している訳です。

高い本の条件としては、

1.人気作家の初版本であること
2.汚れや傷が無く、出来れば帯付きであること
3.著者のサイン入りであれば最高(但し為書きは値が下がる)

と……言うのが素人目から見た「高く売れる本の条件」でして、
自分もボディ・ビルディング関連の本に関しては、ブックオフ
では無く、ヤフー・オークションに掛けようと思っている次第。

話が横道にそれましたが、事件を追っている内に別の事件に首
を突っ込んでしまい、刑事を退職して古書店主になるのであり
ますが、こんな事では驚くのは未だ早い。他の作者であれば、
生かしておいて次の作品でも登場出来そうな方をいとも簡単に
処理してしまったりと実に贅沢な作り込みをしているんですよ。
そして、この本の読みやすさを推進しているのが1章毎の頁
の分量。章に因っては2頁というのもあり、こうして細かく
分けて貰えると細切れに読んでいくしかないサラリーマン諸氏
でも空いた時間を使ってコマメに読める次第。これってかなり
重要なポイントだと思うんですが……。

スイスイと読み進めていって最後の1行に込められた「サプラ
イズ」此れには唸りました。多分多くの方が読んで居られる本
だと思いますが、本好きの方でしたら堪能出来る事請け合いの
1冊としてお薦めします。

2008年1月16日(水)37.7度あるんで寝ます

皆様、お今晩は。今日会社で喉が痛いし熱っぽいなぁ……と
思いつつブックオフに寄ったのが祟ったのが、現在の熱は、
37.7度ありました。明日会社を休む訳には行かないので
今日はサッサと寝る事に致します。そうそう。ジョン・ダニ
ングの『死の蔵書』を読了致しました。傑作ですねぇ!

2008年1月15日(火)【本】『アロマパラノイド〜偏執の芳香』

皆様、お今晩は。先日、牧野修さまの『アロマパラノイド〜
偏執の芳香』(角川ホラー文庫刊)を読了致しました。その
感想です。

17年前、パリで猟奇的な連続殺人事件が発生した。その残虐
な手口から「パリの切り裂きジャック」と恐れられた犯人は、
実は日本人だった……。ノンフィクションライターの八辻由紀
子は、犯人が殺人を告白した限定本『レビアタンの顎』を手に
入れた。彼は人並み外れた嗅覚を持ち、「血の芳香」に魅せら
れて殺人を繰り返していたのだという。この本を手にした時か
ら、由紀子の周りでは不可解な出来事が続発するようになって
いくが……。

まず初めにお断りしておかなくては為らないのですが、この小
説は、完全なる失敗作です。作者自ら「あとがき」に書いてあ
る通り「2つの小説を1つにしてみた」と認めている位ですか
ら、ハッキリ言って話は寸断されています。しかし、この小説
にはそれだけは捉えられない「魔性の魅惑」がありまして、映
画に例えるとデビッド・クロネンバーグ的なややSF掛かった
病的な世界を取り扱いながらも、残虐描写は、ダリオ・アルジ
ェント師に近いものを感じるんです。それが故にただ単に「失
敗作」と片付けてしまうには惜しいものを感じるのですね。

あと、もう一つ付け加えさせて頂くのならば、この作者は、何
だかんだと叩かれながらも「生き残る」強かさを持っている様
に感じとりました。それもあって、現在のホラー小説界で一翼
を担う存在になっているのでは無いでしょうか?
まだまだ荒削りですが、大きな可能性を秘めた作家だと思いま
す。

2008年1月14日(月)【トレ】『俺たちフィギアスケーター』を観た後で♪

皆様、お今晩は。今年は成人の日と月曜日が上手い事、重なっ
てくれて3連休です。本日は最終日と言う事で、昨日とは気分
を変えて渋谷のシネマGAGAにて上映中の『俺たちフィギュ
アスケーター』を鑑賞して参りました。判りきった展開ではあ
りますが、ベタなギャグの連発と身体を張った二人の暑苦しい
迄の熱演により、笑えた後、ほんのりと感動すら残る「オバカ
映画」の味がしますねぇ。この映画の初回が、何と朝の10:
10〜と言う事もあって今朝の慌しかった事……そんな事を吹
き飛ばして下れる位の「爽快作」に仕上がっております。真冬
にコートを着てカキ氷を食うシーンが何とも天然ボケ風味があ
って一番のお気に入りですね。
何気ない様に見えて実はかなり手が込んでいて、その裏では編
集や、小道具さん達の裏方の苦労が偲ばれる映画でした。
映画が終わった後、週に一回のお楽しみ「シェフズ ヴィ」に
てランチビュッフェを注文。本日はトレーニング前と言う事も
あり腹8分目に抑えております。週に一回はこうしてガス抜き
をしないとストレスが溜まって大変ですわ。
さて、食事が終わってもまだ13時前でして、これは映画を観
た後にしては異常な迄の早さ。そんな訳で
ゴールドジム・原宿
東京
にて肩、腕、腹部の3箇所を満遍なく鍛えても、まだ空が
明るいんですわ。洗濯物を洗い、夕食を摂った後こうしてこれ
を打っている次第です。さ〜て、明日からは仕事だぁ!

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