(凡)『あなたを忘れない』

2001年、JR新大久保駅で、線路に落ちた日本人を
助けようとして、26歳でこの世を去ったイ・スヒョン
さんの人生を実話に基づき描いた物語。
兵役を終えた25歳のスヒョン(イ・テソンさま)。バ
ンドでギターを弾いていた彼はサークルの仲間とも再会
し、元の楽しい学生生活に戻った。やがて日本に留学し
た彼はストリート・ミュージシャン、ユリ(マーキー
御嬢様)と恋に落ちるが、ユリの父親である平田(竹中
直人さま)は、何故か韓国人に対して異常な敵愾心を
抱いていた……。

確かに、韓国マンセー的な描写はあるとは思いますが、
0点を付ける程に酷い映画か?と言えばそうでも無い
かと言って、傑作と言う積りもありません。普通につ
まらない映画と言う事に尽きるのでは無いでしょうか?

ストリート・ミュージシャンとしてユリと共に活動して
いる風間(金子貴俊さま)とそのバンドの関係も良く
判らないし、ユリの父親と母親が何故別居していて、
彼女の母親、史恵(原日出子御嬢様)が名古屋で託児所
に居るのか……ヒロインを取り巻く人間関係の描き方が
ボロボロなんで、観ながら何度首を傾げたかは数え切れ
ず。そんな中に在日の問題とか、轢いた相手が韓国人
だからと言うことで係わり合いを持ちたく無い日本人と
言うメッセージを入れるものだから、映画としては酷く
バランスを欠いています。

ですが、この映画……そんなに観ていて苦痛では無かっ
たのは、主人公を演じたイ・テソンさまが、とりわけイ
ケメンって訳では無いのですが、何となく愛嬌があるん
ですねぇ。何だか良い意味での「癒し系」
今度ばかりは、自分が男好きで良かったと思いましたで
す。じゃなければちょっと辛かったかなぁ……。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2007年2月24日新宿ミラノ3にて鑑賞)

「あ」行で、はじまる映画の感想にもどる

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送