(演)『華麗なる恋の舞台で』

舞台女優のジュリア(アネット・ベニング姐さん)は、英演
劇界を代表するスター。演出家である夫マイケル(ジェレミ
ー・アイアンズさま)とはお互い束縛しあわないことが暗黙
の了解。恋に仕事に女優人生を謳歌しながら、スターの座を
奪われる事を恐れてもいた。ある日、ファンだというトム(
ショーン・エヴァンスさま)と出会い二人は恋に落ちた。
ゲーム感覚で恋を楽しんでいたが、トムにエイヴィス(ルー
シー・パンチ御嬢様)と言う若い女の影がちらつきはじめて
きた。そして彼女に役を与えて欲しいと……。
女優として女として、ジュリアは入念に練り込んだ駆け引き
を始める。

監督がハンガリーを代表する巨匠であるイシュトヴァン・サ
ポー。原作がサマセット・モーム。脚色がロナルド・ハーウ
ッドで、アネット・ベニング姐さんが2005年度アカデミ
ー主演女優賞に輝き、この映画を観た皆様は殆ど絶賛なんで
すが……実に困った事に、自分はこの映画が酷く退屈に思え
て仕方なかったのです。(涙)
皆様がこの映画を評価されるのは判るし、決して出来が悪い
訳ではありません。でも退屈なんです!

これを観たのが、初回の午前10時40分だったからかも知
れないですねぇ……眠たくなったのは。
決して、イシュトヴァン・サポーと相性が悪いわけでは無く、
『太陽の雫』は3時間を越える大河浪漫の真髄!と狂喜乱舞
した作品でありますし、『ハヌッセン』もナチス揺籃期にお
ける国会議事堂放火事件を予言したハヌッセンと言う予言者
を主人公にして実に重厚な映画作りをしている……。
今迄肌に合わなかったのは、オペラ製作の舞台裏を映画にし
た『ミーティング・ヴィーナス』でして、これはグレン・ク
ローズ姐さんが主演だったけれども頂けませんでした。
ですが、今回の作品には正直言って困り果てました。
どんなシーン。台詞を聞いてもただ流れるだけで自分の中に
全然と言って良いほど入って来ないんです。
花粉症の様に身体がアレルギー反応を示すのならば、罵詈雑言
モードと言う逆療法がありますが、今回は何がどう良いのか
が判ったような判らない様な……と極めて困った反応なんです
よねぇ。
クライマックスの「あの場面」でも、恐らく美内すずえさま
が参考にしたんでしょうが『ガラスの仮面』が念頭にあった
ものだから、最初から手が読めて仕舞ったのですねぇ。

つくづく……自分には御縁が無い映画でございました。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2007年3月11日 ル・シネマにてやや苦行)

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