(泡)『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』

国の借金が800兆円に膨らみ破綻寸前の2007年、元彼
の借金を背負わされ、母・真理子(薬師丸ひろ子御嬢様)迄
突然亡くして八方塞がりの真弓(広末涼子御嬢様)を、財務
省官僚の下川路(阿部寛さま)が訪ねる。下川路の話に因れ
ば、実は真理子は死んでおらず、諸悪の根源であるバブル崩
壊を阻止すべく1990年にタイムスリップしたまま行方不
明になっていると言う。17年前に戻って真理子を探してほ
しいと頼まれた真弓が乗り込むタイムマシンは、なんと古び
たドラム式洗濯機だった……(--;)

実は自分はバブル経済の恩恵を全くと言って良いほど、受け
ておりません(涙)テレビのニュースでは、ボーナスが史上
最高額支給とか浮かれている話ばかりなのに、ボーナス支給
どころか……給料横這い状態で、その当時は夜勤手当すら無
かった自分に夜勤ですからねぇ……良く会社に勤めていたも
のだと思いますよ。現在も景気は良くなっていると良います
が、世間一般でも給料は上がっていないとのニュースを観て
安堵していたりします。まあ……バブルの頃浮かれて居なか
ったので現在も存続していると言えばそうなんですが……。

個人的な愚痴はこの位にして、バブル経済の恩恵を最大限に
受けた広告代理店出身のホイチョイプロダクションが製作
したこの映画。自分には徹頭徹尾「他人事」としか観ており
ませんでした。この頃の恩恵を受けた方ならば懐かしさとか
が入って別の感情になるんでしょうがねぇ……。
で……映画としての出来栄えも、今一つ。SFの血がまるで
入っていない自分が観ても「タイムスリップ物では過去の設
定をいじってはいけない」と言う鉄の掟を堂々と破っている
し、最後のドタバタ宴会シーンで何故か○○○がガードの固
い料亭に入れたのか?とか細かい穴が沢山開いていて不良欠
陥品も良いところ。唯一、この映画を観たいと思わせたのが
阿部寛さまの存在なんですが、やっぱりこの方若いですわ。
老け役も演じているのですが似合わないこと甚だしい。20
代後半〜30代前半あたりの年代層の役が一番ピッタリ来る。
かつて角川映画のアイドルだった薬師丸ひろ子御嬢様も、年
相応の役が似合って参りましたねぇ。やはり、時代と共に
皆様老けたってことになるんでしょうか……?
そうそう……この映画元々「お遊び企画」だったと思うので
飯島愛や飯島直子の出演は判るのですが、バブル青田こと青田
典子御嬢様の御出演が無いのは、制作がフジテレビだったから
かなぁ……他局である「ロンドン・ハーツ」の影響は無視し
たと考えるのが妥当な所でしょうか?(^^;

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2007年2月10日ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて鑑賞)

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