(送)『もしも昨日が選べたら』

建築士のマイケル(アダム・サンドラーさま)は、家庭を
顧みない典型的な仕事人間。美しい妻と二人の子供たち
は、楽しみにしていたキャンプも行けず、寂しい思いをし
ておりました。働きすぎのマイケルは、自宅でどれがテレ
ビのリモコンかも分からない。全ての電化製品を操れるリ
モコンを買おうと、深夜も営業しているホームセンターに
出かけた。そこで、一風変わった部屋を見つける。そこに
は、怪しげな従業員のモーティ(クリストファー・ウォー
ルケンさま)がいて、何でも操作できる最先端のリモコン
をマイケルに渡す。
それは、電化製品だけでなく、人や時間までも操れる、
夢のリモコンだった。マイケルは煩わしい事を早送りして
みたり、煩い女の御喋りを無声にしたりと楽しんで操作し
ておりましたが……。

う〜む。世評が高い本作です。即ち後半部分がかなり真面
目な作りになっていて、人生とは何であるかを振り帰させ
らせる……。確かにその要素はあるんです。
でも……自分はまるでこの映画には乗れなかった。何故か?

理由は驚く程単純でして、この映画、マイケルが一方的に
未来に行くだけでして、「過去に戻ってあの時にこうして
いれば……」と言う『素晴らし哉、人生!』の王道パターン
の変化球構成なんですよねぇ。
ホントに目先の問題と言えばそうなんですが、一足先に未来
に行ってしまうのと、過去の事実によって現在が狂っていく
のでは、自分にとっては全然重みが違うんですよ。
今回図らずも露呈してしまったのが、未来像もSFチックな
未来像にしてしまったことなんですよねぇ。
これで引っ掛りを覚えてしまって、全然感情移入出来ず……

これに近い感覚を味わったのは『ペパーミント・キャンディ』
の時以来でして、あれも時系列が現在から真っ直ぐに過去に
戻っていく展開。乗りたかったんですが乗り切れない侭終わ
ってしまった映画なのでありますけども、今回は過去と未来
を行き来するシーン(生前の父親と最後に会うシーン等)が
あるので少しは改善されているんですが、やっぱり乗りきれ
なかったのであります。

お薦め頂いた方には、ホント申し訳無い気持ちで一杯で御座
いますが、これが偽りの無い自分の本心と言うことで御容赦
願います。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年10月1日 シネマイクスピアリにて鑑賞)

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