(困)『エリザベスタウン』

生活を犠牲にしてまで8年もの間情熱を傾けてきた、新しい
シューズ開発のプロジェクトが失敗。商品の返品が相次ぎ、
デザイナーのドリュー(オーランド・ブルームさま)は、
アッサリと解雇される。責任を取るために6日後に自分の
インタビューがビジネス紙で公表されることに………。
夢に破れ、生きる気力を失ったドリューは、世間の失笑を
かう前に人生を終わらせる覚悟をする。そこに、追い討ち
をかけるように知らされる父の死……。故郷へ向かう飛行
機の中でフライト・アテンダントのクレア(キルスティン
・ダンスト御嬢様)と出会ったことで次第にドリューの傷
は癒されていく……

うーん。正直申しまして何故これが大規模なロードショー
公開されるのかが理解に苦しみます。予告編は大変に上手
く作ってあって、最後の30分だけ観れば十分に事足りる
作品なんですねぇ……。

例えて言えば「山手線」と言う環状線がありますが、東京駅
から有楽町駅迄、品川→渋谷方面に向かって乗れば3分で
到着します。ところが上野→池袋方面に乗ってしまうと60
分掛かってしまうんですねぇ。この映画は30分で済んで
しまう話を2時間に引き伸ばした冗長な作品としか自分には
受け取れなかったんですねぇ……。

一言で言えば御縁がありませんでしたって事ですかねぇ……。

主人公のドリューは、何故ホテル逗留したの?あれだけ親密
な田舎町だったら泊めてくれる親戚には事足りる筈なんです
がねぇ……まあ、彼の心境を考えるならば鬱陶しいお付き合
いは御免だ(まあ……自分もそうですが……)それであれば、
何故ホテルで3人の女性に電話をするのか?(内訳……妹、
元彼女、クレア)で……まあ、話を進展させる為にクレアと
の徹夜の長電話になるんですが……このパートは良し。
でもねぇ……ホテルでの新婚パーティのエピソードなんて入
れる意味が果たして有ったのでしょうか?

本当に冗長な描写が多くて、何と勿体無いと何度感じた事か。
辛口に書いていますけど、罵詈雑言モードではありません。
この映画に乗れた人が確かに居るのは判ります。自分は乗れ
なかったんですねぇ。
全然合わない宴会の席に止せば良いのに出かけて行って話題
が出ない侭白けてしまった感が強い映画です。

予告編で騙された自分が馬鹿でした。(涙)

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2005年11月19日ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて困惑)

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