($)『ディック&ジェーン 復讐は最高!』

ITメディア開発企業グローバダイン社で働くディック(ジム・
キャリーさま)は、念願のマイホームを手に入れ、昇進も決定
して前途洋々。愛する妻ジェーン(ティア・レオーニ御嬢様)
もこれを機に仕事を辞め、家族と過ごす時間を作ろうとしてい
た。まさに絵に描いたような幸福な一家...となるはずだった
矢先のグローバダイン社の倒産。
ディックがそれを知ったとき、CEOのマカリスター(アレッ
ク・ボールドウィンさま)はすでに株を手放してエスケイプ。
天国から地獄とはまさにこのこと。失業したディックとジェー
ンは生活に困窮してプラズマテレビも手放し、芝生を剥ぎ取ら
れ、電気も止められる始末となった。
再就職もままならず、手を出したのが夫婦コンビでの強盗稼
業。もともと勤勉なふたり、犯行を重ねる度に腕を上げ、
ついにはそこで得た技術を活かして復讐計画に着手するので
したが……?

「勝ち組」&「負け組」の元々の意味は、第二次世界大戦で
日本が勝ったか?負けたか?それにより、日系ブラジル移民
の間で抗争があったの事を指しているんですが、現在は違った
意味で使われる様になりました。
そんな風潮が出てきたのも、バブル経済が崩壊し……そこから
ダメージを食らったものの立ち直った企業に勤めている人と
そうでなく、現在不況に苦しんでいる人。
もっと端的に言ってしまえば、所得格差による新階級社会の
出現と言うことになるんでしょうか?

この映画の主人公、ディックも「勝ち組」代表として、出世
コースに順調に乗っていた筈が……?となる展開でして、日米
の差は税法上の問題としてあるものの、「組織ぐるみの隠蔽」
となりますと自分も含めて加担してしまうのが日本人の哀し
い性。

妻と旦那の共働きで持ち家あり、子供一人……で51階の本社
に勤務しているとなれば、日本で言えばヒルズ族か?
まぁ……そんな愚痴とボヤキ交じりの感想になりますんで、
何卒御容赦下さい。<勝ち組の方

この映画……一部分では『エリザベスタウン』と設定が非常
に似ていまして、会社の倒産&大赤字のツケを個人が背負わ
されてしまっていて、尚且つ経営最高責任者(CEO)が、アレ
ック・ボールドウィンさまが演じていると言うのが、時代の
流れを感じてしまうんです。

かつては「危ない雰囲気を持ったセクシーな男性」と言う格
付けでしたのに、今や「大企業のCEOが似合う男」に変貌を
遂げたのですから、人生何が起きるか?映画の中であれ、現実
の世界であれ変わりはありません。

さて……この映画なんですが、困窮シーンがやたらとリアルで
笑うに笑えない箇所も多数。それもその筈……エンドクレジット
に超大型倒産企業の「元社員」の方の名前が「協力者」として
出るわ出るわ……(^^;

やっぱり……中年を迎えての再就職活動って、自分が想像した
だけでも頭を抱えてしまいますもの。それが嫌だから何だかん
だと文句を垂れつつも現在の会社に勤めているんですねぇ。

書いていて陰々滅々として参りましたが、やっぱりねぇ……
不安ってあるんですよ。

そんなキワドイ役どころを、ジム・キャリーさまは判るんです
が、クール・ビューティーの「喜び組」代表格のティア・レオ
ーニ御嬢様が、嫌味無く演じているんでビックリしている次第。

これを機に、聖林で一皮剥けるんでしょうねぇ。期待しています


初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年1月1日お台場シネマメディアージュにて鑑賞)

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