(醜)『交渉人 真下正義』

『踊る大捜査線2』にて描かれた「台場連続殺人事件」から1年後の04年
12月24日、雪乃(水野美紀御嬢様)とデートの約束をしていた警視庁交
渉課準備室課長の真下(ユースケ・サンタマリアさま)は、突然、室井管理
官(柳葉敏郎さま)から呼び出しをうける。先ずは警視庁のネットワークに
進入した犯人に因って、警視庁のHPが改竄され、そこで犯人が指名したの
はインタビューで天狗になっていた真下だった。その犯行予告は、江戸川区
葛西第二公園での小爆発事故。そして第二に地下鉄の最新鋭実験車両「クモ」
が犯人の遠隔装置に因って乗っ取られたのだ。
帝都地下鉄網の乗降客200万人の命が、爆走するたった1両の車両によって
危険にさらされる中、犯人が、交渉の窓口として指名してきたのが真下だった。

まずは安心して読める感想の方から手を付けて行きます。次第に激昂して爆発
する前に南北線を引きますんで、そこまではお好きな方でもドウゾ。
本当に途中までは面白いんですよ。ところがある時点あたりから雲行きが怪し
くなり、最後には臨界点に達する訳なんですが……。

『踊る大捜査線2〜レインボーブリッジを封鎖せよ』が、自分はこのシリーズ
の中で最も好きな部類でして、「港区台場〜江東区有明」へと繋がるウォーター
フロント部分の「都市機能」が自由闊達に描かれていた所なんです。
今回も、帝都に網の目の様に広がる地下鉄網(全部の路線を繋ぐと東京〜
名古屋間での距離に匹敵します)を舞台に、一種都市伝説として囁かれている
「闇線」(軍事目的や、要員の避難ルートとして用いられた公表していない
路線)まあ……「闇線」で無くとも、
東京メトロ(この社名が好きでは無い
んですが帝都営団に復活キボンヌ)の銀座線の新橋駅⇔虎ノ門間の間のもう
一本の線路はかなりメジャーな部類。軍事目的では、まず有楽町線が最有力!
まず、警視庁がある「桜田門」→政界の中心であり地下鉄の駅構造上最も強固
な作りになっている「永田町駅」→そして自衛隊駐屯地がある「市ヶ谷駅」
そして陸上自衛隊首都圏最大の基点朝霞駐屯地へ東武東上線連結の「和光駅」
乗り入れ簡単と言うアクセスの良さ♪
もう一つの軍事目的路線としては、千代田線が怪しいと踏んでいます。(^^;

中国の秦の始皇帝がはじめた最大の功績の一つ。それは万里の長城の建設で
は無く、貨幣と度量衡の統一を図った事にあります。この功績に比べれば
焚書坑儒なんて風で飛ばされてしまうような汚点(大暴言!)
度量衡とは計量器の基準統一と……車軸の統一だったのですね。廃藩置県を
軽々と行った明治政府が何で「鉄道」に関しての車軸幅を固めて置かなかっ
たのか?まあ、そのツケが負の遺産として残っておりますが、バブル崩壊後
の不良資産よりも大きいものです。

さて、話が横道に逸れてしまいましたが、自分は東京メトロ東西線の南行徳
駅周辺の住人ですから「東西線」から話が始まったのには感激したものです。
まあ……列車と東陽町駅構内が東西線では無いと言う事には目を瞑りましょ
う。(^^;(但し、東陽町でロケはしていますね(^^))
「南砂町」→「東陽町」→→→「九段下」→「早稲田」→「高田馬場」で
パニック描写が出てくるのには歓喜の嵐♪<第九♪
何でここで脱線させて、死者を出さなかったのか?が不思議な位?<鬼畜
これをしておければ、もう少し盛り上がったのに(ToT)と残念♪
と……書いていて気が付いたのですが、此処で衝突させてしまうと物語が
先に進まなくなるからなのねんと再認識しました。(^^;

そんな中呼ばれたのが、伝説の「スジ師」熊沢鉄次(金田龍之介御大)な
訳でして、ここの所もマニヤ心を擽ります。

あと……コンサート・ホールに、管理センター長の母君である八千草薫さま
を配したのは『ガス人間第一号』へのオマージュか?と嬉しくなったのも
事実。ですが……この、コンサート・ホールにこそ、罵詈雑言の火種と爆発
物が仕込まれていたんですねぇ……(--;)

























と……言うことで……あの殺人的に詰まらなかった駄作『オペラ座の怪人』すら吹っ飛んでしまった究極の罵詈雑言モードが今炸裂します。





















そうなのです。「引用」こそがこの映画をダメにしてしまった最大の要因
であります。『ジャガー・ノート』、『オデッサ・ファイル』とパニック
映画を羅列してネタを明かすのは御愛嬌。『愛と哀しみのボレロ』も、
『知りすぎた男』と相俟っていてまあ……良いでしょう。ですが、この肝
心要のコンサート会場に大不満!これで第一の大爆発が起きたのです。何
で新宿なの????これは絶対に渋谷の「
bunkamura」にあるオーチャード
・ホール
にしなくては絶対に辻褄が合わないんです。

謎を解く鍵は『深夜プラス1』にありまして、主人公のルイス・ケインこと
カントンが待ち合わせ場所にしているのが、パリのサンジェルマンにある
カフェ「ドゥ・マゴ」。その「ドゥ・マゴ」が海外初進出を果たしたのが
東京渋谷の「
bunkamura」なんです。
恐らく製作陣も、そこの所判ってずらしているんでしょうが……大東急を
敵に廻してでも絶対に渋谷で行わなくては為らなかった理由がそこにあり
ます。何故ならば軽々しく『深夜プラス1』を出してしまったからです!
(激怒)撮影許可が下りないのならば、”絶対”にこの作品名を挙げるべ
きでは無かった!そう確信して止みません。そして「意味が無い」と余計
な一言も更に臨界点まで加速させております。

そして、最大の問題点。呆れてスクリーンに生卵をぶつけたくなる程でし
たが、じゃあ犯人は誰?って事。


責任放棄だろうが!このドアホ!

だったら何でも出来ますよ。他のジャンルにおいては兎も角。ミステリーと
言う形式を取っている以上、絶対に守らなくてはならない「お約束」です。

原案 「君塚良一」とクレジットされているパターンは、『感染』をも含め箸にも棒にも掛からない愚作だらけってことにさせて貰いますからね。

観ていてこれだけ頭に血が上った作品も、去年の『シルミド』以来……
今年のワースト1は、『オペラ座の怪人』すら抜いてこれに決定です(--;)



「パニック映画友の会」大倉 里司
(2005年5月10日 ワーナーマイカルシネマズにて苦行悶絶)

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