(賭)『ラッキー・ユー』

ハック・チーバー(エリック・バナさま)は、掛け金の高いポ
ーカーの世界ではどんな時でも気風がよく、実力をフルに発
揮するプレーヤー。しかし、私生活では慎重で、とりわけ誰と
も本気になるような関係や長い付き合いを避けていた。しかし、
ベイカーフィールド出身の若手歌手ビリー・オファー(ドリュ
ー・バリモア御嬢様)との出会いにより、ハックは次第に心を
開いていく。そんな中、2003年のポーカー世界選手権に出
場したハックの前に、ある強敵が立ちはだかる。それは、ポー
カー界の伝説的存在で、母親を捨てたことで決別したハックの
父親、L・C・チーバー(ロバート・デュバル御大)の存在だっ
た。ライバル同士として激しく火花を散らす二人は、やがて決
勝に駒を進めていく……。

顰蹙を買う様な書き方を敢えてしますが、近くのシネコンでは
2週間で打ち切りです。ですが観てみてそれも仕方無いかな
ぁと思っています。まず、全体的なところから偉そうに物を
言えば、今時、ポーカーの映画で客が呼べるとは思えないし、
キャスティングも、中々手堅いところを揃えてはいるんだけ
れども華に掛ける。いえ……ドリュー・バリモア御嬢様は、
役柄に因って百変化する女優さんですが、今回はそれが裏目
に出てしまったかなぁ……売れない若手歌手と言うには、こ
う言ってしまえば何ですがトウが立っている気がしますし、
ギャンブラーと売れない歌手の恋物語が主体かと言えば、そ
れは脇の方でして、主力は父と子の数日間に渡る愛憎劇なん
ですね。

と……書いていて、自分でもどうも歯切れが悪い。そうなんで
す。この映画、自分にとって好きでも嫌いでも無いどっち付か
ずの作品なんですわ。
決して出来の悪い作品と言う訳ではありません。金に困ったハ
ックが質屋に入ったときに女主人と行うトーク等は「匠の技」
と言っても良い出来栄えだと思いますし、その時に質草に入れ
た母親の結婚指輪も紆余曲折を経て最後の最後迄ちゃんと登場
させているところが実に丁寧な作りこみをしていて感心します。
言うなれば、大人が集う瀟洒なホテルのバーで、一杯カクテル
を引っ掛けて帰途に着く……観終わった後はそんな感じでしょ
うか。作りに感心はしたけど感想は?と聞かれると困ってしま
う。そんな感じの映画でした。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2007年6月29日ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて鑑賞)

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