(弾)『ザ・シューター 極大射程』

アフリカの角にある小国エリトリア。海兵隊の特殊部隊であり
狙撃の名手ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグさま
(*^^*)ポッ))は、相棒のドニーと岩山での偵察任務に就いて
いた。そこに武装車両の隊列が現れ、スワガーは狙撃を開始す
る。激しさを増す敵の攻撃に応援を要請するが、無線はつなが
らない。見捨てられたのだ。そして、故郷に愛する妻が待つド
ニーが、スワガーの横で倒れた。
 それから3年後。スワガーは、世間と縁を切り、愛犬のサム
とワイオミングの山中でひっそりと暮らしていた。そんな中
やって来たのは名誉勲章に輝く退役したアイザック・ジョンソ
ン大佐(ダニー・グローヴァーさま)とその部下の男たちだっ
た。彼らは、ドニーの命を奪ったエリトリアの戦闘を最後に軍
隊からリタイアしたことをはじめ、スワガーの経歴を調べ上げ
ていた。
彼は大統領暗殺の動きがあることをスワガーに話し、その阻止
を手伝ってほしいという。スワガーは大統領の遊説先を狙撃手
としての経験を活かして調査し、唯一と思われる狙撃ポイント
を発見。演説当日も大佐らとともに、現場の見張りについた。
すると銃声が鳴り響いた…撃たれていたのはなぜかスワガー自
身だった……。

冒頭から延々と書いたのは、スティーヴン・ハンターの原作
『極大射程』と設定が若干異なることを示す為に書き写して
みました。映画版では時代設定が2001年9月11日の同時
多発テロの後の出来事になっておりますし、ボブ・リー・スワ
ガーさまが携帯電話は使うわ、ノートPCは駆使するわと原作
の彼に比べると随分とハイテク指向だなぁ……と妙に感心し
た次第。そして、相方のドニーの死に様も原作とは大幅に設定
を変更しており、彼の未亡人もジュリー・フェンでは無く、
サラ・フェン(ケイト・マーラ御嬢様)と役名が変わっている
んですねぇ。まあ……何故役名を変えたのかは謎なんですが、
元来800頁ある原作を2時間の映画に収めようとしたら、多
少の設定変更はアリでしょう。ですからニック・メンフィス
(マイケル・ペーニャさま)も新米で独身と言う設定になって
いる。まあ、それは収容限度内なんですが……途中迄は幾分か
変更が掛かっていても目くじらを立てる程ではありません。

ですが……この映画、ラストでとんでも無い事をして仕舞って
いるんですよね。どんなラストかは書きたくもありません。
ただ言える事は、これまで積み重ねてきた2時間は一体何の為
の話だったの?と首を傾げざるを得ない結末なんですわ。

この映画、キャスティングが、そこそこ良いだけに非常に勿体
無いんです。マーク・ウォールバーグさまは、『勇気あるもの』
で(・∀・)イイ!! 身体をした人だなぁ……と思っていたら、30代
後半で実に熟れた身体をしており、エロイことこの上無いんで
す。ニック・メンフィスを演じたマイケル・ペーニャさまも、
瓦礫の下に埋もれた侭の『ワールド・トレード・センター』よ
りもずっと(・∀・)イイ!! のに勿体無いなぁと言うのが正直な印
象。他にもエリアス・コーティアスさまが変態性たっぷりの
ジョンソン大佐の部下ジャック・ペインを演じていますし、
久々の登場のネッド・ビューティ御大も出ているのに、この
オチでは救われないよなぁ……と言う感じ。
皆様、脚本を良く読んでから映画出演を決めた方が良いと他人
事ながらそう思いましたです。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2007年6月8日ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて鑑賞)

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