(飛)『スネーク・フライト』

ハワイのオフロードをバイクで走っていたショーン
(ネイサン・フィリップスさま)は、偶然、大物ギャ
ングのキムが検事を殺している現場を目撃してしまっ
た。目撃者を消すため組織の魔の手が迫るが、ショー
ンはFBIエージェント・フリン(サミュエル・L・
ジャクソンさま)の助けで危機を脱する。そしてショ
ーンはフリンの護衛のもとロスへと向かい、キムの悪
事を証言することに……。
2人は民間の航空機へと乗り込むが、それを察知した
キムは、航空機に“暗殺者”大量の毒ヘビを送り込む。
そして、封印が解かれたとき機上は阿鼻叫喚の地獄
と化した!

前作『セルラー』も出だしの快調さが売りの、デイヴ
ィッド・エリス監督なんですが、今回またしてもやって
くれました。証人のショーンが検事の暗殺現場を目撃
し、キムの手下の暗殺者がショーンの居場所を突き止
め……ドアを壊そうとしているその時に、何故かサミ
ュエル・L・ジャクソン御大がショーンの知らぬ間に
ベランダに入り込んでいる!この間僅か5分!

そうなんです。この映画に「ありえない」と言う言葉は
禁句なんですわ。証人護送から○○○の操縦迄行って
しまうサミュエル御大に不可能と言う言葉は無いんです!

いやぁ……(・∀・)イイ!! ですわ。単にバカ映画かと思い
きや意外な程にパニック映画としても良く撮れていて、
計算しつくした上での「おバカ」と判明なので安心して
笑い怯えることが出来ます。

そして、『セルラー』でもそうだったんですけれども、
この監督ひょっとしてゲイ?!と思える位男の趣味が
良くて無駄にマッチョなキャラが脱ぐところが(・∀・)イイ!!
まさか、この映画で目の保養が出来るとは思わなかった
ですよ。ホント。

さらにさらに、この映画では蛇博士とか、副操縦士とか
高飛車なラッパーとそのSPとか、高飛車なことでは
ラッパーに負けていないファーストクラス御用達の老人
とか……細かいところの配役迄キチンとキャラが立って
いるところに「愛」を感じるんですよ。

と……賞賛尽くしの本作でありますが、蛇の嫌いな人に
は間違ってもお薦めしかねます。それだけかなぁ……。

『亀も空を飛ぶ』は、何とバフマン・ゴバディ監督の映画
でしたが、本作を訳すと『蛇も空を飛ぶ』になるのかし
らん(^^;

「パニック映画友の会」大倉 里司
(2006年10月25日 有楽座にて鑑賞)

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