(謀)『モンテ・クリスト伯』

時は1814年、フランス皇帝ナポレオン一世(アレックス・ノートンさま)
がエルバ島に流され、英国政府はエルバ島に近づいた者を理由の如何なく
処刑していた。そんな折、一艘の商船の船長が病に倒れた。病名【脳梗塞】
その為、島に上陸したエドモン・ダンテス(ジム・カヴィーゼルさま(*^^*)ポッ)
と伯爵の子息フェルナン・モンデーゴ(ガイ・ピアースさま(*^^*)ポッ)は、
エルバ島に上陸。そこで、ダンテスはナポレオンから一通の親書を手渡される。
誰にも言わない約束で親書を受け取ったダンテスだったが、その現場を密かに
見ていたのがモンデーゴ。この二人……元来親友だった筈だが、こと女が絡む
と話は別。モンデーゴは、ダンテスの婚約者メルセデス(ダグマーラ・ドミン
スク御嬢様)に想いを寄せていたが、メルセデスとダンテスの仲が引き裂けな
い程深いことを知ると嫉妬の焔が燃え上がる。そして……エドモンがナポレ
オンから手渡された親書を証拠として、ダンテスを謀叛罪として告発!
哀れ冤罪のダンテスは、イフ島の牢獄に幽閉されるが、そこでファリア神父
(リチャード・ハリス御大)に出会う。ここで色々な事を指南され、13年
後に脱獄……脱獄したダンテスは、モンテ・クリスト伯と名前を変え、巴里
表社交界に乗り込んだ。かつて自分を陥れた5人に復讐する為に……。

この映画化を行ったのがケビン・レイノルズ監督だったと言う事に、意外性
を感じたのですが、良く考えてみれば『ロビン・フッド』でも中世を舞台に
したコスチューム・プレイを手掛けていたんで、まあ……尤もといえば尤も
な人選。

大デュマの原作をお読みの方ならご存知でしょうが、ダンテスが仕掛けた
復讐方法と申しますのが実に手が込んでいて、この時代にこんなエンター
テイメント小説があったのか!と驚いたのを鮮明に覚えています。
時代背景もナポレオンが登場し……それから13年後ですから1830年
代でしょうか……丁度、ウジェーヌ・ドラクロアが『民衆を導く自由の女神』
を描いた絵画で言えば新古典派とロマン派の激突の時代。

日本でもそうなんですが、この頃一番の実力を持っていたのは「貴族」では
無く「銀行家」の時代。料理でも「〜の銀行家風」と付くと最高級のもてな
しとされていた時代。莫大な財力があれば貴族の位を御金で買い取る事が
可能だった時代だから、このドラマが成り立つ次第なんですねぇ……。

モンテ・クリスト伯と名乗ったダンテスは、アッと驚く奇策で晩餐会を催し
裏社交界と表社交界両方に張り巡らしたネットワークで次第に罠を仕掛けて
いくのですが、その罠の糸を引っ張るところが最大の見せ場です。

そして、もう一つの見せ場が、何ともジム・カヴィーゼルさまらしい設定
なんですが、ダンテス=モンテ・クリスト伯が復讐の鬼となって自分を滅ぼ
さない様にルイス・ガスマンさま演じるヤコボが影となり、しっかりと
サポートしている点。ダンテスが純粋な男だからこそ、見境が無くなって
自分自身を破滅へと追いやってしまうのでは?と本能で察知したヤコボは
偉い!\(^o^)/

ダンテスが悩むのは、かつての婚約者メルセデスが、彼の最大の仇敵と
なったモンデーゴの妻となっていて、しかも一児まで設けていた点。
メルセデスは女の直感でダンテスだと察知するのですが……復讐を続け
るべきか?はたまた彼女と縒りを戻すか?二股で悩むダンテス!!!!

さて……その結末とは?は映画を観てのお楽しみ♪
敵役を演じたガイ・ピアースさまが語るには、この役を受けたのはキャ
ラクターが複雑だった事と実生活でもフェンシングが得意だったからだ
そうな……。芸は身を助けるって言うけど、意外だったですねぇ。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2005年4月23日 DVDにて鑑賞)

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