(謎)『ダ・ヴィンチ・コード』

パリのルーヴル美術館で発見された、館長のジャック・ソニエ
ールの他殺体は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィ
ウス的人体図」を模した形で横たわっていた。しかもそれは、
瀕死の傷を負った身で、自ら作り上げたものだった……。
講演会のためパリを訪れていた、ハーヴァード大学の教授ロ
バート・ラングドン(トム・ハンクスさま)が、深夜にもかか
わらず現場に呼ばれる。フランス司法警察のベズ・ファーシュ
警部(ジャン・レノさま)は、ラングドンを第一容疑者として
現場に連れてきたのでありました。そんな時、暗号解読官のソ
フィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ御嬢様)が現れる。ソニエ
ールの孫娘であるソフィーは、現場の写真を見て、ひと目で祖
父が自分だけにわかる暗号を残したことに気付いていたので
ありました。

言わずと知れた大ベストセラーの映画化なんですけれども、自
分はダン・ブラウンの原作をそんなに評価している訳では無く
て「暗号オタクが書いた鬼ごっこ小説」の枠を出ないと思って
いるんですねぇ。この映画……決して傑作と言える出来栄えで
はありませんけれども、2時間40分と言う長尺を感じさせな
いテンポの良さと痒いところに手が届く「再現劇」で先ずは
及第点を上げても良い気がするんですよ。

さて……もう一つ散々言われているのが、ルーヴル美術館内部
の様子が描かれていないと言う御意見なんですけれども、20
02年に「ルーヴル美術館全面協力」として宣伝されたフラン
ス映画『ルーヴルの怪人』よりも、ドノン翼に関しては見せて
くれる展示数が多いです。先ずは、看板商品の『モナ・リザ』
そして『岩窟の聖母』の二枚。そしてルーヴルで一番大きな
絵画であるヴェネローゼの『カナの婚礼』、そして、ダビッド
がローマ賞を受賞した「出世作」『ホラティウス兄弟の誓い』
そして、二人が階段を降りていくところでは「サマトラケのニ
ケ」を拝む事が出来ます。まあ……展示総数3万点を数える
大ルーヴル美術館の内部でしたら2時間40分たっぷり魅せて
頂ければ言うことはありませんが。

まぁ……突っ込みどころもあるにはあるんですが、そもそも原
作自体に問題があるんで、それをこれだけ見せる形にした功績
の方を評価してあげましょうよ……と言うのが、公開一ヶ月を
過ぎて熱が醒めた一観客としてのささやかな提案でございます。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年6月15日 ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて鑑賞)

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