(閉)『ワールド・トレード・センター』

2001年9月11日、全世界がTV画面に釘付けに
なった、あの日。アメリカ同時多発テロの標的となっ
たワールド・トレード・センターの地下で、港湾警察
官のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジさま)と
ウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャさま)の二人を
含めたグループがその中に居た。しかし次の瞬間、ビ
ルは崩落し、二人は地中深くに閉じ込められてしまう。
極限状況の中、彼らに何が起きたのか?
全世界に放映された中継を見ていた中に、海兵隊の三等
曹長のデイブ・カーンズ(マイケル・シャノンさま)も
居た。彼はワールド・トレード・センターで起きた惨事
から人々を救出するのが神から与えられた使命だと感じ
ニューヨークに向かうのでありましたが……。





(余りの退屈さに息が詰まりそうになりました。罵詈雑言モードが炸裂します)





 

 

 

 




いきなり書かせて頂きますけれども、この企画って誰が
考えたの??「世界まるごとTV特捜部」の中での再現
ドラマで十分に描ける内容じゃなんですか?
オープニングから突然事件が始まると言う展開の早さだ
けは買いですが、ビルが崩壊して二人が瓦礫の下に閉じ
込められてからの描写が単調な上に、二人の回想シーン
やら、心配する家族の描写が激薄なんですねぇ……。
映画が始まってから30分で席を立ちたくなったのって
本当に久しぶり!
主役の二人も決して嫌いな役者さんでは無いんですけれ
ども、瓦礫の下に押しつぶされての会話劇だけでおまけ
に顔も煤けて見えないし、ホント……箸にも棒にも掛か
らない作品とはこの事。
唯一興味深かったのが、カーンズ三等曹長のキャラだけ
でして、彼はこの事件後に志願してイラク戦争に向かっ
たとか……。中々興味深いキャラですし、二人を救助す
る側の看護士とか、消防士達が中々味わい深いものが
ありました。やはりここは月並みですが、ビル中層部か
ら脱出した人……。救助を諦めてビルから飛び降りた人。
今回の主役二人の様に閉じ込められた人、それを助けに
向かった人……と家族の問題なんかはどうだって良い
から崩落するビル内部と外部に焦点を当てて複眼的に描
くことが必要だったのではないでしょうか?
『アレキサンダー』以上に退屈なオリバー・ストーンの
新たなる駄作の誕生です。(--;)

「パニック映画友の会」大倉 里司
(2006年10月8日 ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて苦行)

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