(改)『V・フォー・ヴァンデッタ』

第三次世界大戦が起こり、独裁国家と化した近未来の英国。労働
者階級のイヴィー(ナタリー・ポートマン御嬢様)は絶体絶命の
危機に見舞われたところを“V”とだけ名乗る仮面の男(ヒュー
ゴ・ウィービングさま)に命を救われた。
 いくつもの顔をもつVは、華と教養を兼ね備えた紳士であり、
恐怖政治に抑圧された市民を暴君の手から解放することに余念が
ない。しかし一方では、怨念にかられた血の復讐鬼でもあった。
不正と暴虐にまみれた政府から英国民を解放するため、Vは国
の圧制を糾弾し、同胞の市民に国会議事堂前に集結するよう呼
びかける。決行は350年前に反逆者ガイ・ホークスが国会議事
堂地下に爆薬を仕掛けようとして失敗してしまった11月5日だ
った……。

この手の映画にしては、信じ難い程にキャストが豪華です。保安
局の警部を演じているのが、スティーヴン・レイさま。そして、
独裁国家の議長を演じているのがジョン・ハート御大と……あと
一歩でイアン・マッケラン御大迄出てきそうな勢いがあります。

筋立てなんですが、アメリカン・コミックを基にしてあるだけあ
りまして荒唐無稽。ですが、観ている間は十二分に面白いんです
よねぇ。整合性を求めようとしなければ実に巧みに映画の中の仮
想現実の世界に入っていけます。

さて……今回、無意味に気になったのは、Vが保有している膨大
なコレクションの内、特に重要視されている一枚。

作者は、ヤン・ファン・エイク(1390〜1441)作『アルノルフィニ
夫妻』(1434年)(ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵)でし
て、確かにロンドン・ナショナル・ギャラリーが誇る珠玉の一枚
でありますが、何故この絵を選んだのか?
英国絵画と言えばレイノルズや、ターナー、ウィリアム・ブレイク
等錚々たる面子が居るにも係わらず、何故、『アルノルフィニ夫
妻』を「本日の一枚」にしたのか?
理由として考えられるのが、絵画史上初めての「二人の肖像画」
であった事位なんですよねぇ。

やはり、ヒロインのイヴィーとアンチ・ヒーローの仮面を被った
「V」との出会いを象徴させているのでしょうか?
それはそうとして、中々この御屋敷に揃っている美術品のセンス
が(・∀・)イイ!! んで、自分も住みたいなぁ……と思ったりもして
みたりします。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年4月29日 新宿ミラノ座にて鑑賞)

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