(面)『ALWAYS 三丁目の夕日』

昭和33年の東京。短気だが情の厚い則文(堤真一さま)が
営む鈴木オートに、集団就職で六子(掘北真希御嬢様)がや
ってきた。小さな町工場にがっかりした六子を、一家のやん
ちゃ坊主・一平(小清水一輝くん)は、「もうすぐテレビが
くる」と慰める。鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川
(吉岡秀隆様)は、芥川賞の選考に残った経験がありなが
ら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々。ある日茶川は、
淡い思いを抱く飲み屋のおかみ、ヒロミ(小雪御嬢様)に頼
まれ、身寄りのない少年、淳之介(須賀健太くん)を預かる
ことになったのだが……。

世評は高い様ですが、自分はこの映画まるで買っていません
m(_)m










(以下、罵倒モードが続きます。お好きな方は読まない様に)












う〜む。最初から自分にはダメな作品ですわ。何故かと言え
ば冒頭で一平とその友人が模型飛行機を飛ばすシーンがある
んですが、幾ら子供だからと言って路地で飛行機遊びをする
馬鹿は居ませんよ……(--;)

この映画の中盤でも描かれていたんですが、未だ家が建って
いない土管が積んである空き地まで持ってきて冒頭のシーン
を撮らせるべきでした。これから引っ掛ってしまって全ての
出来事が「お芝居」に見えて……昭和33年の東京の姿も
CG御苦労さまと非常に薄っぺらいものにしか見えず非常に
退屈致しました。

それともう一つ致命的な弱点がありまして、それは「大河浪
漫」として成立していない事!!!
昭和33年の春から暮れ迄を描いているんですが、あくまで
「断面」なんですね。現在の東京を描いて……そこから老女
となった六子の回想から始まるのでしたら「大河浪漫」として
成立するんですが、あくまでも「昔は良かったねぇ……」で
しか無いんで、自分としては「それがどうかしたの?へっ?」
としか申し上げられない。


過去があって、現在があって……と言う展開があって物語は、
二次元の「面」では無く三次元の「仮想現実」として通用する
のでありまして、「過去の現在」だけを描かれてもねぇ。

唯一「大河浪漫」として成り立っているパートは、医師の宅間
(三浦友和様)が、焼き鳥を買って家に帰宅するシーン。
このパートだけはグッと来ましたが……あとは全部想定内に
収まってしまっていて全く新鮮味が感じられなかったんです
ねぇ。(--;)


初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2005年11月13日 ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて苦行)

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