永久保存版!「映画を読む」記念号
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遂にこの日がやって参りました。2000年の秋を彩る「知」の饗宴「
映画を読む
」が映画館主・F様編集の基
DAY-FOR-NIGHT
にて公開です!\(^0^)/
そこで、本日は貸し切り企画
映画を読む
発刊記念特別号させて頂きます。
どこからどう手を付けて良いのか判らないと思うんですよ……今回は膨大です。
第1章 だんぜん作家主義
「
スティーブン・キング作品映像化の秘訣
」を取上げたのは、Hide様……『グリーンマイル』、『IT』、『シャイニング』、『ミザリー』に付いて取上げております。
次いでは、
GRISHAM MAGIC
と言う御屋敷名からして、ジョン・グリシャム様ファンのもりし様は、「
グリシャム・マジックを楽しもう!
」との寄稿。大ベストセラーとなり、日本での初紹介作品となった『法律事務所』(原作は大傑作!)『ペリカン文書』、『依頼人』(映画の出来としては一番良い気がします)、『評決のとき』(悪いけど映画は最低の出来栄え)……次いでは自分は高く評価している『処刑室』→『チェンバー〜凍った絆〜』、そして『レインメーカー』と続きます。
さて、参番目は新古典派の旗手
Tout Va Bien!-万事快調-
の千花書記長が御贈りする「
近年のシェイクスピア映画における二潮流
」でして、『Love's Labour's Lost』(2000)と『Titus』(1999)の二本を中心に『リチャードを探して』、『リチャード三世』と筆を走らせております。
お次は韓国部屋の重鎮!!!(良く参加して頂けましたねぇ……驚愕!)
韓国映画同好会
の植田 真弘様による「
チェ・イノと韓国映画
」でして、当初はピンと来なかったのですが、映画の題名を見て納得!『ディープ・ブルー・ナイト』、『赤道の花』……そして名作との呼び声高い『黄真伊』の原作と映画の比較をされております。
トリを飾るのが
duzz song
のduzz様による「
映画化作品におけるジョン・アーヴィング・タッチ
」が読ませます。伊達に「トリ」は取ってない!(笑)今回は『ホテル・ニューハンプシャー』、『ガープの世界』、『サイダーハウス・ルール』の3本!原作が先か?映画が先か?の貴重な示唆が読めます!これは御徳度高し!
第2章 世界映画文学全集
最初から凄いものが出ました!
FIFTEEN HOURS
の天才少女ADU御嬢様寄稿の「
ネバーエンディング・ストーリー」は「はてしない物語
」に何を見たのか……これは単独でも「大トリ」に推挙致します。行間から滲み出る「気迫」これが推挙の理由です。
次は、マダム・DEEPの我侭さが良く出ている(散々苦労したんです(涙))「
危険な関係」原作・映画版を巡る奇妙な書簡集
」夫馬 信一様大変でしたよねぇ〜♪
お次は、不肖、私が書いた「
遙かG島より「シン・レッド・ライン」を振り返る
」です。長いので要注意m(__)m
さて、本と映画の華麗なる合体の元祖は、そうなんです。くろねこ御嬢様の
Paradaise Cinema,Paradise Book
なのですが、今回は特別編「
リプリー」と「太陽がいっぱい」の間に
」でして……何と三作一挙比較と言う大技!前期印象派の女王の貫録十分の魅惑的な文章です。
久々の菜穂美節♪が堪能できるのは、標準派の女王
菜穂美の映画の小部屋
の菜穂美御嬢様による
「L.A.コンフィデンシャル」とジェイムズ・エルロイ
」でして、水を得た魚!良いもの読ませて頂きました\(^0^)/行間から滲み出た「情念の世界」を堪能して下さい!必読です!
質は兎も角「長さ」では「
遙かG島より「シン・レッド・ライン」を振り返る
」が最長かと思っていたら、思わぬ強敵登場(笑)
JF-WORLD
のJF様による「
『ソラリス』は「祈りと哲学のSF
」は……ホントに長いし、構成がしっかりしています。まだまだ居たのですねぇ……これは、拾い物でした。(^^)
原作・映画「リング・らせん」って・・・
を御書きになられたのは、夫馬 信一様の最古の御友人のMAO様。原作と映画の割合についてバランスの取れた見方は流石です。
トリは、
秋間の旅日記
のアインのママ様。映画も原作も手を付けていない為、評価不能なのが
「暗夜行路」映画と小説」
でして、冒頭の映画にのめり込んだ契機が普遍性があり、御一読を願うところです。
第3章 本と映画の秘かな悦び
映画&漫画図書館・I’s
のI's様が寄稿されたのは、「
マンガと映画
」でして、これまた濃いんです!「宇宙戦艦ヤマト」、「名探偵コナン」、「銀河鉄道999」、「風の谷のナウシカ」、「機動戦士ガンダム」と並んだ後に、著名マンガ家の分析もあり、読ませる内容です!
今回の
映画を読む
で、
どれか一つだけ選べと言われたら、自分はこれを推挙致します。
cubby hole
のかのこ御嬢様が書かれた「
聖書で映画を読み解こう
」圧巻の内容です!「マグノリア」に秘められた数字の秘密!「スリー・キングス」に込められた皮肉!「ドグマ」にてんこ盛りの……(笑)で……感心したのは、かのこ御嬢様は「正典」だけでなく「外典」や「偽典」迄の造詣が深いこと……そして、
究極!「マトリックス」に込められた「三位一体説」の奥義!
これが無いと基督教は「世界宗教」と成り得なかった「予定調和説」と並んでの「キモ」の部分!ここまで押さえ込んでいて明快な説明を読んだのは初めてです。これは全国民に読んで欲しい名文です!
最後のトリを飾るのは映画館主・F様による「
本から映画へ、映画から本へ 脱皮を繰り返した「華氏451
」でして、フランソワ・トリュフォーと映画館主・F様の恋文のようにも感じられる官能的な文章で〆させて頂きます。
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