(美)『ラスベガスをやっつけろ』

この映画、予告編から良い(^o^)予告を御覧になっていない方は、この予告編
を御作りに為られた広瀬浩二様の御屋敷である予告編大画報

を覗いてみて下さい。アッと驚く筈ですよ………\(^0^)/

テリー・ギリアム監督の作品は、殆ど観ておりますが、これが一番好きですね。

ゴタクは要らない………ハイハイ。では簡単に本筋の紹介ですね。

「神様が創造をしくじった年……」1971年ジャーナリストのラウル・デュ
ーク(全米No1のラリパッパ役者=ジョニー・デップ様)とサモア人の巨漢の弁
護士ドクター・ゴンゾ(全米No1のブチキレ役者=ベニチオ・デル・トロ様)は、
「レッド・シャーク」と名付けられた真っ赤なオープンカーに乗ってラスベガス
へ直行……目的は、オートバイとバギーレースの祭典「ミント400」の取材
の筈だったが、御薬に芯まで染まってしまった彼等は、取材もそっちのけ(一応
やるんだけど、かなり笑えます)本当の目的は………何だったのでしょうかねぇ
……と言う旅を続けてゆく。薬でラリパッパになっているんで、全てが破天荒……
幻覚ビシバシ……

一向に判らないって……では、御引き取りを(^^)/~


………………………………判った方だけでパーティを開きましょうか?(毒)


…………「アンタ人生捨ててるね」(笑)


この映画の魅力は、「無駄」だと判っていても、「惰性」で何となく続けてし
まうだらしなさと……薬が切れてふとした切っ掛けで自分に戻ったときの寂寥感に
あるんだな。何て言うのかなぁ……ロックの洗礼は受けていない自分にも、社会
とか当時行われていたベトナム戦争なんかがあって、報道規制していないものだ
から、バンバンとテレビで放送されるでしょ……何かがおかしい?これではいけ
ないなぁ……って僕らの先輩達は思ったんだね。その結果反戦デモとかヒッピー
文化が巻き起こり、50年代の「良識」ある大人の方々には白い目を向けられた
んだけど……70年代に入ると仲間が道端で死んでいったとか……留置所に入れ
られたという話しを聞いて居るわけ。

直接的には体験していないけれども、自分の廻りにも酒で独り部屋で死んで行
った奴とか……エイズに罹って療養中の奴とかいるんだよね。これは、初めて
書いたかな………

この時代の「空気」を引き摺った街で酒ばかり呑んでいたんで、二人の気持ち
優しさ……狂気……虚無感っていうのが判るんだよね。

だから、この映画にはビッコ、矮人(小人のことね)とか……或いはホモの男
なり、ラリパッパの男達が沢山出てくるし……ゲロも吐く、排泄物も含んだ浴槽
で汚水のようなところに漬かっていても「醜い」とは一切感じない………。

破滅の美学とまでは、格好良すぎて書かないけどさ……優しいんだな。


「神自身の試作品が帰っていく。大量生産には向かない強力な突然変異。生
きるにも死ぬにも珍重すぎる男」


……………こんな言葉を掛けられたら、至福のひととき


………………………………………………生きている間に聞かせてくれよ



自称「カルト部屋御挨拶係」大倉 里司
(12月29日 シネスイッチ銀座にて鑑賞)

BGM:OST:ジェファーソン・エアプレイン『ホワイト・ラビット』

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