倶楽部系音楽の部屋

★『Trancespotting』(BLCK-85943)

このアルバムを『Trainspotting』と間違えた人はかなりいるんじゃない
だろうか?(笑)

ジャケットだけ見ると、確かに良く似ています。(一応後ろには、
「映画『TRINSPOTTING』に影響を受けたアーティストが
世界中から集合した」とあり、同一のものではないと分かるのですが、
それにしても良く似ていますよ。本当に。(笑)

ですが、アルバムとしては決して悪くない出来なのでここに紹介します。

1.KAMASUTA『ELECTROMAGNETIC ILLUSION』
2.GIEZ『SACK SAYS AIR』
3.TRANSMUTATOR『MY WONDERFULL FRIEND』
4.ASTRALASIA『THE SEVEN POINTED STAR』
5.LCD『TINK SMART』
6.KRAFTWELT『CONFUSION』
7.OMNIGLOBE『C'MON YO!』
8.SYNAESTHESIA『ANDROMEDIA』
9.SUNSET YELLOW『AGENT YELLOW』
10.SUFACE 10『SPOTTING SHMEKNO』
11.BYPASS UNIT『HELLIM』
であり、全曲聴くと74分掛かります。(^^;;

このアルバムの特色は、全世界からテクノ作曲者が集まっただけあ
って実にバラエティに富んでいること。

聴いてみた感触では、1曲目がゴア・トランス系、2曲目がどちらかと
言えばハッピー・トランス系、3曲目が、解説にもありますが、ジャー
マンテクノ、4曲目はなんと言えば良いんでしょうか?(激爆)良く掛か
っていそうな曲でしょうか?
5曲目は、アシッド系列の流れを汲んで、それに一ひねり加えた感じ。
6曲目は、ぶよぶよした感じ。電子音を多用し、一昔前の怪奇映画の
BGMに使われそうな曲調ですね。
7曲目、OMNIGLOBE『C'MON YO!』ですが、これが一番の御勧め曲。(^^)
エンヤを連想させるアンビエントから、一転して宙の中に放りだされて、
倶楽部系の流れに持っていく力量は流石です。
僕がDJだったら、パーティの最後はこれで〆ますね。
8曲目もまた静かな感じです。まるでストーン・エイジか、ディープ・
フォレストの曲を聴いているような曲調です。

9曲目からは、段々と書いていて訳が分からなくなってきました。(笑)
と言うことで自粛します。m(_)m

このアルバムにとっての唯一の不満点は、解説が非常に短いことです。
テクノと言うジャンルが非常に変化が早く、二ヶ月経つと亀になると
言う恐ろしいジャンルではありますが、それでも、400字詰めにして
1−2枚の解説はないだろうと言う気がします。
これからテクノを聴いてみたいと言う方に御勧めしたい一枚です。
『Trancespotting』(BLCK-85943)(¥2340)

本家、『Trainspotting』の方は、(TOCP-8909)(¥2500)です。
くれぐれも御間違いの無きよう宜しくお願いします。m(_)m

★『クローゼット・クラッシック』(DMCP-25009)

皆様、御機嫌如何でせうか?舞踏音楽愛好家のマダム・DEEP
と申します。

以前より某所にて告知してゐた『舞ひながら聴け』の連載を勝手に
始めたひと考へております。

倶楽部系音楽には、レゲエ、ヒップホップ、アシッド・ジャズ、テクノ、
ハウス等のジャンルが御座ひますが、わたくしが選考するのは、主に
ハウス&テクノ系のものばかりで御座ひます。何卒ご容赦くださいませ。

それでは、最初の一枚は、ボーイ・ジョージ様が御自分のレーベル
『MORE PROTEIN』から御出しになったアルバムの中から御自分で選曲をし、
自らDJを務められたライブの収録盤『クローゼット・クラッシック』
ですの。(DMCP-25009)\2500

97年の7月にHMVの試聴盤を聴ひたときに、文字通り凍りつゐた
やふな衝撃を受けたので御座ひます。

今でも月に7−8枚程度は、倶楽部系音楽のCDを定期的に購入して
おりますが、未だにこれを超える一枚は見当たらず、97年のハウス
ではピカ1の出来栄えで御座ひませう。

それどころか、これと同レベルのライブに巡り合つたら、それこそ行幸
の至りでせう。羨ましく思ひます。

このアルバムの「舞ひ所」は、一曲目から三曲目迄のジェレミー・ヒリー
様率いるユニット『E-ZEE POSSEE』の華麗なる音でせう。

120拍子の安定した音運びと細やかなメロディー、そしてDJを務めら
れたボーイ・ジョージ様の「切り返し」によりまして、他のどこにも無ひ
音を演出してゐるので御座ひます。

とりわけ3曲目の1分40秒前後から、愛蘭土音楽で主要な役割を果たす
フィドル(ヴァイオリン)の音が入り、電子音と競合し、一歩も引けを取
つていなひところに、この上無ひ「愉悦」を感じるので御座ひます。

4曲目からの「舞ひ所」は好みにも因りますし、一概には申し上げられ
ません。しかし、このアルバムには全ての倶楽部系室内音楽の基調音
が収められてゐて、この一枚さへ押さえておけばどこで「舞ふ」際にも
応用が利くことだけは力説しておきませう。(^^)

一般的には5曲目、6曲目のEVE GALLAGE様のヴォーカルが良く掛けら
れてゐそふですが。

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