(怪)『催眠』

この『催眠』は、非常に突っ込み甲斐がある楽しい映画です。\(^0^)/

都内のあちこちで、原因不明の自殺を遂げる者が続発!しかも、死に方が尋常
で無い為、かなり笑えます。何故か……自殺した者が残す言葉は、「ミドリの猿」
……ううーん良いなぁ\(^0^)/
真面目一徹の刑事……桜井(宇津井 健様)は、手がかりを求めて心理カウンセ
ラーの嵯峨(稲垣 吾郎様)に協力を求める……
捜査線上に上がってきたのは、「ミドリの猿にやられました」と番組で訴える
入江 由香(菅野 美穂御嬢様)の存在だった……。

何だかんだと言ってもコケオドシ的な演出が目立ちますが……それも一興。
マリオ・バーバー監督の『ザ・ショック』では、3分に1度のショック場面が
売りでしたが……これも、中々良い線行っております。(^^)

前半の演出は荒いし、後半の脚本の荒唐無稽さもかなりのもの……。
この映画……『CURE』と違って……間違っても考えてはいけません。(笑)
そうしている内に……中々後半は……あれまあ……おおっ!\(^0^)/
と言う感じで引っ張ってくれます。出来は荒いけど、力技で押してくるし、
何よりも良いのが……嫌みがないんですよ。

そりゃぁ……文句も多多つけようと思えば付けられますが……真面目にサブミ
リナル効果とか……此処まで極端な多重人格性を見せられたら、
それりゃあ……カルト者にとっては、褒めるしか無いでしょう。\(^0^)/

真面目に落合監督が撮っているのが解るのですよ……だから好きなのです。

そして、昭和30年代から40年代に掛けて色々と作られてきた和製ホラーへ
の「愛」があるんですよ……。もろに怪奇仕立ての……廻る円とか……冷凍庫
で凍る死体とか……もっとこの手の映画を知っていたらワクワクするだろうな
ぁ……的なお化け屋敷的なチープで懐かしい匂いが致します。

パクリ……物真似……大いに結構!バンバン遣りましょう!良いんです「愛」
がある撮りかたならば……それから自分のものにしてゆくのが良いでしょう……
期待しております。

あと……監督……中国のビョークこと、サージュに日本語の歌を歌わせたらあ
きませんよ。彼女の本領は北京語でこそ発揮できるのですから……。

大倉 里司(HCD05016@nifty.ne.jp)
(7月1日 ワーナー・マイカル・シネマズ・市川妙典4にて鑑賞)

BGM:Saju『Deep Inside』

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