最新刊は此方です

2001年4月23日

ラファエロ作『アテナイの学堂』(1509−1510年作)

ヴァティカン「署名の間」

月曜瓦版掲示板に戻る

月曜瓦版掲示板避難所

(瓦版掲示板がダウン&不調の時)

超絶の通常展

 
 
 

特別展示−T

特別展示―U

2001年4月9日付の瓦版

各屋敷一行推薦文

(一部入替えしてます)4・24

「Conception」総力特集号

ADU御嬢様のFIFTEEN HOURSより

館内案内

祝!かのこ御嬢様のcubby hole開設一周年!

祝!平成の言霊遣いびんた師のThe-Evening-Railaroad開設一周年!

祝!人間国宝級の眞の映画見!

みのり御嬢様の楽園計画40000ヒット!

祝!日本で一番面白い映画御殿!

映画館主・FさまのDAY-FOR-NIGHT30000ヒット!

祝!日本最強のケルト映画圏データベース!

SCOTTISH&IRISH−FILM−INDEX独自ドメイン取得!

御移転記念大慶賀展遂に開催

祝!官展派の英才矢田部さまの英仏海峡映画私信御引越し!

御移転記念慶賀展開催中

祝!バロック派の大型新人

bellet御嬢様の心に残った映画のはなし御引越し!


BGM:OST:『ラスト・エンペラー』

この号を仕上げたら一ヶ月程お暇を頂きます。で……8月3日(金)の「月曜瓦版ー夏の陣」にて現行の瓦版に終止符を打つつもりです。新規縁戚の方々に対しての救済策は休養中に考えるとして、もう二年はやってきたので、自家中毒が進行したというのでしょうか?

みなさまの御屋敷を誉めたい気分が山ほど残っているうちに幕を引くのも一つだなぁ……と思い決断した次第です。ひょっとするとこれが最後の?……最後から数えて○番目でしょうねぇ(シミジミ)しかも、BGMが『ラスト・エンペラー』メイン・テーマの為にカンペキに浸っています(笑)

今回は終幕に相応しく、豪奢を極め爛熟の至りと言うべき展示になりました。m(__)m

超絶の通常展

注意深い人ならば、おや?と気付かれているかも知れません。各屋敷一行推薦文の各派を一部入れ替えているんです。かのこ御嬢様のcubby holeを「新古典派」から「世紀末派」へ、そして「バロック派」に編入したのが、この御方!わがままホームシアターの、のなか路絵御嬢様なんです。今回、3本の映画評が並んでおりますが、これを読んだときに息を呑みました(一週間に一度は息を呑んでいるため、窒息死寸前(寒)

『リプリー』(『太陽がいっぱい』との比較で)」は、”天才”olddog's-footstepsの杉山 宣一さま、”巨星”間借り人の映画日誌のヤマさまに匹敵する第三番目の「評論」の域まで達した文章でした。(*^^*)ポッ

ハーフ・ア・チャンス』、『ハンニバル』も着々とアップされ、今最も注目すべき御屋敷として強く推薦致します!

”女王”は居ますし、”天才”、”巨星”と為れば次の称号は?と目下検討中です。(笑)

さて、この御方の為に、BGMを変えましょう。

BGMをOST:『リディキュール』にして読むと盛り上ります♪以前、この御方は「切れたときほど”論理的になる”と語っておられましたが、確かにその通り!狩野派の女王!犀の山のたぬ座主が語る怒りと恥辱に溢れた悪夢の週末とは?それが、「観象日誌」の怒りの週末」にて全てが明らかになります。これの凄いところは、徹頭徹尾「論理」で返しているところ!論理学の教科書にも使えそうな優れた素材!そして、21世紀を担う天才少女ADU御嬢様のFIFTEEN HOURSと世紀の大縁戚樹立!\(^0^)/

まだまだ凄いのが続きます。(笑)健康を害されて休養されておりましたが、目出度く復活されたのは、ひぐらし亭のたみ@ひぐらし御嬢様。今回は春の訪れを感じさせる一枚で、玄関を彩られました。が……凄いのが映画評「映画が好き」なんです。GAY-CINEMA-COMPLEXのGromitさま必読!『リトル・ダンサー』評!絶賛評ですが、映画の感想としては一番自分に近いです。『スナッチ』、『サトラレ』、『ハンニバル』 、『ヤンヤン夏の思い出』、『はなればなれに』、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』と一挙7本追加の離れ業!

北海道に優れた御屋敷が集結するのは、縁戚地政学上一回は考えてみなくては為らないテーマかも知れません。新築ですが、またも新星が登場したのです。おたぬ御嬢様による「おたぬヶ原」でして、この中の「子供や健康に関する映画たち」は、佐緒御嬢様のTheater5418との中の「星樹館」と同じ位「ツボ」に嵌まりました。と……前置きが長かったですね。「ダンス映画」を武器に縁戚社交界の階段を昇りつめた女御!舞姫Katze☆御嬢様の風のフィールドでは、「MONOLOGUE」のコーナーに「四谷シモン人形愛」と「Shall we ダンス?」の2編が追加!殊に、後者は「舞姫」としての気合十分!オススメ

そうなんです。佐緒御嬢様の御登場は、自分にとってまたとない喜びでしたTheater5418では、Paradaise Cinema,Paradise Bookのくろねこ御嬢様御贔屓のアガサ・クリスティーさまと並ぶミステリーの女王!「ドロシー・リー・セイヤーズ」さまの肖像が「星樹館」に入りました。そして、『キスへのプレリュード』も追加です。

縁戚広しと言えども、まず5本の指に入る読書家(残念ながら強敵が多いんです……)くろねこ御嬢様のParadaise Cinema,Paradise Bookでは、本の感想に乃南アサの『凍える牙』、東野圭吾の『片想い』。映画評には、『ギター弾きの恋』、『お熱いのがお好き』、 『隣のヒットマン』、『上流社会』、『さよならゲーム』、『スターリングラード』と並びます。

その『スターリングラード』に萌えなのが、何だかんだと戦争映画は初日に観に行くお茶屋御嬢様のチネチッタ高知でして、『スターリングラード』一般モードとネタばれモウドの二つがアップ!そして、西日本映画鑑賞社交界を騒然とさせた「西日本『カノン』会議」がアップ!『ザ・セル』、『ミート・ザ・ペアレンツ』、『ハンニバル』と続々アップ!しかも、玄関を大リニューアル!

その「西日本『カノン』会議」(ホントにバチカンの会議みたい(笑)に強い発言権があったのは、シューテツ枢機卿でした。KUMONOS城では、『日本の黒い夏[冤罪]』を契機に神宮寺表参道映画館の神宮寺 誠さまが表敬訪問\(^0^)/一口評は『ホワット・ライズ・ビニーズ』、『ハンニバル』、『春香伝』 、『愛のコリーダ2000』、『連弾』となります。そして、「言いたい放題」のコーナーに「美学あれこれ」がアップ!

本来であれば「大トリ」にしたいのですが……ようこの局さまのCamela con Vistaの『ハンニバル』とそれに纏わる「フレンツェ小史」の部分なんです。映画の感想は書けているのですが、「小史」の部分で、「豪華王」大ロレンツォの栄華と……1478年4月26日午後3時30分フィレンツエの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会」を血で染めたルネッサンス最大のスキャンダルの一つ!「パッツイ事件」の手前で寸止めにしているのが惜しい!<と……言うか燃えるのよん♪

この事件は、銀行家同士のパッツイ家とメディチ家の対立……そして背後で糸を引く法王庁の存在がありましたが、舞台は現代。教会ならぬ裁判所で「利息」を巡る戦いが描かれているのは、取立人さまの大夜逃げ学でして、久方ぶりの本講義「第92講 利息戦争」でして。その手があったかぁ!と読みながら唸ってしまいました。

自分がその国に関して思うときには、フェルメールでも、レンブラントでも、ゴッホでも無いのです。思うのは、東インド会社と……近世最初の経済恐慌「チューリップ投機」なんですね。なんとチューリップの球根一つが日本円に換算して20万円→30万円と跳ね上がったのですから、売り逃げ出来た人は大変だったでしょう。と……言うことで、和蘭まつり開催中なのが、HODGEさまのGAY PASSAGEでして、今回はミステリー・ブックレビューにヴァン・デ・ウェテリンク『オカルト趣味の娼婦』、 エラリイ・クイーン『オランダ靴の秘密』 (懐)ディスクレビューにルイ・アンドリーセン『国家』、ハイティンクの『ブルックナー9番』、エリー・アーメリングの『シューベルト歌曲集』、ディーペンブロック『大いなる沈黙の中で』 そして、バロックの中から見つけた美形!Male Fine Artにヴァン・ダイクが入りました。

りんこの宮さまの春霞庵では、「マウスde能画ギャラリー」が設立!素材集にしたい位の舞姿が収められております。

ええい!迷っていても時間が勿体無いので、眼についたところから紹介していきます。

菜穂美御嬢様の菜穂美の映画の小部屋では、『ハイ・フィデリティ』、『ユリイカ』、『OL官能日記 あァ!私の中で』、『DISTANCE』そして玄関の構成を一部入れ替えております。

かのこ御嬢様のcubby holeでは、『小便小僧の恋物語』と『ザ・メキシカン』がアップ!

みのり御嬢様の楽園計画では、クラッシック映画大全♪鈴木清順の『すべてが狂ってる』、ビリー・ワイルダーの『アパートの鍵貸します』、 フランク・キャプラの『オペラハット』、レオ・マッケリーの『新婚道中記』、『我が道を往く』、新作では『ミート・ザ・ペアレンツ』、『テヘラン悪ガキ日記』の7本が入りました。

遂に「原点回帰!」映画館主・FさまのDAY-FOR-NIGHTでは、『ツバル』、『星降る夜のリストランテ』、『ユリイカ』とゆったりと………ですが、確実に路を定められたようです。(感涙)

そして、そのFさまがひっそりと御訪問されていたのが、とめ御嬢様のとめの気ままなお部屋なんです。今回は、映画評に『K−911』、『スターリングラード』、『お熱いのがお好き』、『ホワイトアウト』 、『キッド』の5本が入りました。

バロック派の大型新人!bellet御嬢様の心に残った映画のはなしでは、「ARTISTIC」とスーダラさまのシネマの孤独と縁戚樹立!「心に残った映画」に『パリの確率』と『ペレ』がアップ!

バロック派の巨星ヤマさまの間借り人の映画日誌では、『地雷を踏んだらサヨウナラ』、『とべない沈黙』、『どら平太』、『さらば、わが愛〜覇王別姫』、『トリコロール・青の愛』、『トリコロール・白の愛』、『トリコロール・赤の愛』が追加。推奨テキストには『アメリカン・ビューティー』、『サイダーハウス・ルール』が入りました。

CRYさまのCRYの記憶では、「センバツ高校野球ベストナイン」、「巨人MVP日記2001年度版」そして映画評が15本!『コーンウォールの森へ』、『アンジェラの灰』 、『アタック オブ ザ ジャイアント ケーキ』、『ギャラクシー クエスト』、『アンブレイカブル』、『シベリア超特急2』、『溺れる魚』、『BROTHER』、『わたしが美しくなった100の秘密』、『ゲット ア チャンス!』、『アタック ナンバー ハーフ』、『チキンラン』、『連弾』、『踊る大捜査線 THE MOVIE』、『ホワイトアウト』 と凄い勢い!そして、映画好きへの100の質問リングへの御参加をされております。

ナイスガイ☆エディさまのNice To Meet Youでは、『ハンニバル』のX線モード(笑)と掲示板の背景が変わっております。

神宮寺 誠さまの神宮寺表参道映画館では、気合が入った2本+1本が追加です。名画座に東宝特撮映画ポスター館縁戚樹立記念感想として東宝特撮の名作『海底軍艦』と封切館に『2001年宇宙の旅』と『グラディエーター』が入りました。

今週の大トリ!

矢田部さまの英仏海峡映画私信は、御引越を果たし悲願のリンク集を作成!!!まず一軒目に、Takagiさまの「Virginie Ledoyen's Interviews」、二軒目に Takashiさまの「パリ映画日誌」、三軒目に、千花書記長のTout Va Bien!-万事快調-、四軒目に、菜穂美御嬢様の菜穂美の映画の小部屋、五軒目にグリグリさまの「ねこの玉手箱」を縁戚として加えられました。<縁戚の鬼(^^)そして、4月に見た映画に『連弾』と、『タップ・ドッグス』、映画関連雑記に「サマンサ・モートン・フィルモグラフィー」と「アルノー・デプレシャン監督インタビュー抄訳」が入りました。

お次が、マンザキ御嬢様の日本最強のケルト映画圏データベース!のSCOTTISH&IRISH−FILM−INDEXでして、画面をフレーム分割他、機能的に以前よりも見やすくなった気がするんですね。『ミリオンダラー・ホテル』他の映画紹介が入っています。

天才児!ADU御嬢様のFIFTEEN HOURSでも、今回は「大トリ」の名に相応しい大更新です。まず、リンクコーナーに「Story mode」が入り、今迄の縁戚史が年表を捲るかのような大河として現れること!そして新規縁戚として、狩野派の女王!たぬ座主の犀の山、官展派の秘蔵っ子(笑)るきるきの若旦那さまのCinefete、そして新宿情報もありそうなBar-Chandlerが加わりました。「I My Me」のページの「記憶のあしあと」の3月分と 4月分、「2001年 F1ミーハーおうえんだん」専用(?)サブ掲示板「パムセ's タイム」を設置。さらに、 Magicのページに『クリクリのいた夏』と『パトリオット』をアップと言う充実ぶり!\(^0^)/

今回の大トリにこの2軒が残ったのも因縁すら感じます。二つともADU御嬢様のFIFTEEN HOURSの縁戚なんです。

ShimoShimoさまの東宝特撮映画ポスター館は、今回は多すぎて全部紹介出来ないんです(涙)総数にして121枚の超絶展示!!!目立ったところから挙げていくと『復活の日』日本版、アメリカ版、フランス版、『連合艦隊』日本版、『地震列島』日本版『宇宙大戦争』イタリア版、ベルギー版、『ガス人間第一号』(名作ですよねぇ(涙))アメリカ版『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』アメリカ版、イタリア版3種、『加藤隼戦闘隊』日本版そして、おまけページを大映・東映・日活・松竹・新東宝の各社別に分割。さらに、リンクページに、神宮寺表参道映画館,「DAISUKEランド」、「誰よりも宇宙からのメッセージを愛す」、「McCoy's HomePage」、「怪獣同盟」、「WELCOME TO すず地獄!!」、「Show Me Love」の7件を追加。最後に『宇宙大怪獣ドゴラ』のドイツ版ポスター画像をFILM DAYSのKIYOさまから、ご提供頂いたという感涙ものの話題迄満載!

一見お堅い、官展派のプリンスですがこういう特集も組むから「十四摂家」に入れております。るきるきの若旦那のCinefeteでは、Paradaise Cinema,Paradise Bookくろねこ御嬢様必見!「名探偵コナン大特集」これが凄〜く充実しておりまして、本格ミステリー史まで踏み込んでいる文句無しの大特集!これだけで「大トリ確定!」……なのに(笑)まだあるんです。『ボクと空と麦畑』、『スワロウテイル』、『アニー・ホール』、『アタック・ナンバー・ハーフ』、『ギャラクシー・クエスト』、『バトル・ロワイヤル(特別編)』、『アパートの鍵貸します』、『郵便配達は二度ベルを鳴らす(ヴィスコンティ)』小話で、『小雪ちゃん』。許可済み勝手にリンクで「侍魂」が最高!特に「傭兵の真実」が個人的に爆笑のウズでした(^^;;そして、ひろさまの「cinema paradise」と正規の縁戚確立ですね……

特別展示T−『あの頃、ペニー・レインと』を巡る大回顧展

まずはこれを読んで貰いましょう(笑)

平成のネット映画伝道師の映画(主)夫馬信一様の御殿DAY-FOR-NIGHTでは、アルゼンチン映画事情の貴重なレポートが寄せられ、GAY-CINEMA-COMPLEXGromit様もお気に入りの『エステサロン_ヴィーナス・ビューティ』の「愛」に溢れるレビューが読めます。そして『ナヴィの恋』の上映がはじまった、12月のテアトル新宿上映情報では、『御法度』の上映情報が掲載!

実は、1999年の12月7日付けの月曜瓦版の記述なんです。この瓦版は、はじまって暫くの間は上書きの連続の為に、いつはじめたのかが判らないんですよ。記憶にあるのでは、1999年の5月には始めていた気がするんです。で……記録に残しはじめたのが、1999年の9月20日からなんですね。

天才少女、ADU御嬢様のFIFTEEN HOURESが開設前に……CROSS−OF−IRON内の「談話室」で、御屋敷を立ちあげる云々という御話をマダムとADU御嬢様がされていたのは覚えております。で……立ちあげて暫くしてから……

9月20日分の情報

祝!GAY-CINEMA-COMPLEX驚異の10万ヒット&リニューアル

祝!菜穂美の映画の小部屋9000ヒット達成(^o^)

祝!FIFTEEN HOUSE1000ヒット達成&Message Board開設(^o^)

と……こうなるんです。この初期メンバーに映画館主・Fさまなる怪しげな人が徘徊しており(笑)御屋敷の立て看板もあった……それにも係わらず縁戚樹立が10月28日へと縺れ込んだのは、一重に「玄関に魅力が無かったから」だったのですよ(爆)だって、今は改善されているけど……昔は何が何だか……どこをどう見れば良いの?状態。

まだその頃は、月曜瓦版掲示板も開設していなかったし、この頃の瓦版を読んでいると取上げている御屋敷の傾向が今とは、大分違います。

ところが……その次の週にとんでも無い感想文が上がるのですね。『母の眠り』でした。これを読んで震え上がったと言っても過言ではありません。

平成の「ネット映画伝道師」でいらっしゃる夫馬信一様様の御屋敷のDAY-FOR-NIGHT今回は「極私的『母の眠り』論」………沁みます。

どうも、大人しいですねぇ……今だったらこう書きますね(笑)

映画館主・Fさまが放った至高の一本!誰も居なくなった廊下で書き付けた魂の叫び……云々

ここから「黄金時代」が続くのですが……やはりなと思ったのが、去年の10月末から11月初旬。自分も含めた自称「映画ファン」は東京国際映画祭通い。ですが……かのこ御嬢様のcubby holeにある深夜掲示板や、FIFTEEN HOURSMessage Boardで書いている筆致が段々と変わってきたんです。自分にも似たような部分があるので判りましたが、金欠の身で唯一心おきなく映画が鑑賞出来る場だったので傍で見ながら……という感じでした。そしてそれが決定的になったのが、御本人も書いている『ペパーミント・キャンディ』を含むDAY FOR NIGHT」韓国料理店 開店!」だったのです。ここでのポイントは、取上げられている映画の殆どが「一般公開している作品」であったことなんですね。

去年の暮れから「原点回帰」への流れが強くなりました。「20世紀の100本」をはじめとした特集。そして、今迄の人生に落とし前をつけた『ハイ・フィデリティ』。そして、今回は、DAY-FOR-NIGHTという御屋敷に一区切りをつけた『あの頃、ペニー・レインと』になるでしょうか……

さて、ドサクサに紛れてこちらも書いてしまいましょう。現行の瓦版体制のみならず、月曜瓦版自体も今年の8月3日(金)開催予定の「月曜瓦版ー夏の陣」でひとまず御仕舞にします。

瓦版戦国時代→桃山ルネッサンスを経て……江戸バロックに移行の予定。月曜瓦版掲示板は長崎の出島感覚で遺しますが……基本的には「鎖国体制」を敷きます。で……先週、何であそこまで「縁戚」に関して煩く言ったか?と申しますと、一回体制が固まってしまうと、出歩かなくなるんですね(笑)入り鉄砲に出女では無いですが……とかく「縁戚」の流れが悪くなるのです。ですから……動けるうちに動いておきなさいというのが自分の考えなんです。

もう一つの、開館二周年記念企画「遥かスクリーンを離れて」の特集は明日致します(^^)/~

 

特別展示−U「遥かスクリーンを離れて」大支援展

DAY-FOR-NIGHTの二周年は、『あの頃、ペニー・レインと』の感想文だけでなく、開館二周年記念企画「遥かスクリーンを離れて」を入れることにより、御屋敷神学上(笑)の「三位一体説」が成立するんです。

まずは、夫馬 信一館長からの御言葉「はじめに」を読んで頂きましょう。時効ですから書きますが、この企画は去年の暮れには浮かんでおりまして『ユリョン』試写会の際に「映画はスクリーンだけで鑑賞するものか?」と言う企画を組もうと考えているとおっしゃられ、それだったらと、テレビで観ようが映画館で観ようが一切映画の感想文が変わらない人間国宝級の眞の映画見、みのり御嬢様の楽園計画を推薦致しました。よって、この特集は自分にとっても非常に愛着が深いものです。

まず最初に登場して頂くのは、ブイヤべ〜すのAKIRAさまによる寄稿。「映画館を離れれば離れるほどに」でして、去年の一周年記念企画「ネット映画ファンをやっつけろ」の際の「ネットは生きる活力」と併せて読むことにより一層感慨が深くなるであろうと確信致します。

次は、金沢在住のしーた御嬢様と夫馬 信一さまによる往復書簡「地方の映画ファンに関する往復電子書簡」でして、これが良いんですね。御手紙映画マニヤのツボを突く好企画!確かにこれは、独自でアップされたものよりも「日々の唄」が織り込まれ(特にメール受け取り事情云々がツボ!)末尾には「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」という大河すら感じさせる逸品です。

さて、この企画の中で唯一「純血派」(笑)なのが、高知在住のバロック派の巨星間借り人の映画日誌のヤマさま。「映画はやっぱり映画館で見るべきもの!? あるいは自主上映に関わった経験から」と題して、「同時代性」に焦点を当てられて語られております。そして、貴重なのは、「高知映画鑑賞会」終了後に、はじめて纏まった形で運営状況について語られたこと!これは、お茶屋御嬢様のチネチッタ高知の金字塔的名作高知映画鑑賞会「ラストショー」」と並ぶ第一級の史料として大変な価値があるものです。

テレビはわが映画体験の「原点」」と貴重な告白をされたのが、人間国宝級の眞の映画見!楽園計画のみのり御嬢様でして、ほんとうに良い作品ならば、その良さは伝わってくるものなんですとの御言葉に500パーセント合意!(濃縮超感涙)

映画をDVDで見る時代」と題して、御勧めDVDソフトも共に紹介して下さったのが、NORIBORN TO DIVEのnoribowさま。良心的価格設定をするメーカーを支持しましょう!<価格破壊♪\(^0^)/

自分は、衛星放送が観れませんが、『クアトロ・ディアス』を放映しただけで素晴らしい会社であると誉めちぎってしまうのが、「WOWOW」なんですね。「WOWOWを楽しもう」と楽しい使い方を紹介されているのが、FUNKY BEATのギタ郎さま。

基本的には自分も「字幕派」ですが、裁判映画なんかは「吹き替え版」が観たいなぁ……と思うことがあります。その吹き替え版のメリットについて熱く語られたのが、あむじんさまの「『吹き替え』版はお嫌い?」なんですね。

そして、トリを飾られるのが、館主・夫馬 信一さまの「テレビ洋画劇場黄金時代」でして、戦後地上波テレビ映画上映史の変遷を描いた一大絵巻!個人的には『ネットワーク』、『ザ・チャイルド』、『わらの犬』、『小さな巨人』を放映した「月曜ロードショー」が楽しみでした……(追悼)

BGM:OST『わが心のボルティモア』

蛇足ながら解説……バリー・レヴィンソンの最高傑作と信じて疑わない本作。この映画は1914年から1961年までの東欧からやってきた一家族の年代史です。モデルは監督本人の家族です。この中で描かれているのは、時代と共に核家族化や、都市から郊外に移り住む変遷、都市の交通事情の変遷(路面電車から自動車へ)そして、一本の隠しテーマとして「テレビジョン」の発達史があるんです。テレビによって、家族の会話が失われ、孤立していく老人……でも、孫息子はテレビ業界に入るんですね。そのあたりの矛盾というか……切なさがツボでして、20世紀アメリカ年代史としても屈指の出来栄えだろうと固く信じております。

今回の特集を通して読んでみて感じたのは、「栄衰の理」でして、黄金期を迎えたテレビジョンの映画放映も終焉を迎え、どんどんと拡散していくように感じたのです。自分にとってはテレビ洋画放映が「原点」だったように、次の世代の「原点」は何になり……やがて、それも時の流れと共に風化していくのだなぁ……と思ったのでした。

責任編集「大河浪漫を愛する会」大倉 里司

The End

日本で一番面白い映画上映館DAY-FOR-NIGHT

 

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