(虚)『クレヨンしんちゃん 伝説をよぶ 踊れ!アミーゴ!』

それは、陽気なサンバのリズムにのってきた……。謎の「そっ
くり人間」が春日部をジャック。知らないうちに春日部市民と
すり替わるという目的不明の計画が実行されていたのだ。
そして、恐ろしい魔の手は野原一家にも迫っていた。みさえの
「そっくり人間」出現! そしてひろしの「そっくり人間」も
出現。果てはひまわりまで「そっくり人間」にすり替わられよ
うとしていた。果たして野原一家に明日はあるのか?

シリーズ第14作目なんですけれども……う〜む。途中迄は
凄く良い出来栄えなんですわ。殊に夜道で魔物に襲われてしま
うオープニングは秀逸なんでありますし、自分の周りの人々が
知らず知らずの内にクローン人間にすり替えられている怖さ
もかなりのものなんです。
ですが……困ったことに、終盤になってから展開が滅茶苦茶
になるとでも申しましょうか(--;)

ネタを明かせないのが非常に苦しいのですが、クレしんシリーズ
では毎回敵役が結構大きなウェイトを占めているんですけれども、
今回、その悪役の設定が弱いのが致命傷。そして、野原一家と共
に闘うジャッキーと言う女捜査官の設定も、ちょっと無理がある
んじゃない?と思ったのは否めない事実なんです。

一言で言えば、最後のツメが御都合主義で、話の整合性が取れて
いないんですよねぇ。途中まではちゃんと伏線も張っておいて、
中々良いんじゃないの?と思わせるだけに……見終わって「じゃ
ぁ……この計画って何の為に行っていたの?」と言う根源的な
疑問に対しての答えが明確に用意されていないのが、幾ら御子様
向け映画としても、「ちょっとそれはないんじゃないの?」と思
ってしまった程。2003年度に発表されたシリーズ第11作目
『クレヨンしんちゃん〜嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』に次
ぐ駄作で御座います。ちょっと……今回はオトナが鑑賞出来る
レヴェルでは無いのが本音。次回作に期待しましょう。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年4月22日 新宿コマ東宝にて鑑賞)

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