(運)『ラン・ローラ・ラン』

いやぁ〜。実に楽しい時間を過ごさせて頂きました。\(^○^)/

登場人物の一人が、実に哲学的な問いかけをする………
「ひょっとしたら、幾つかの選択肢のうちから人は毎日それを選んで生きて
いる」と……….
こう書くと酷く哲学的な、人に因っては『シン・レッド・ライン』に出てく
るC中隊の皆様のヴォイス・オーバーを喚起されるかも知れないが、この
『ラン・ローラ・ラン』は、そうした「運命の分水嶺」を実生活に即して判
りやすく解いてくれるのですよ。

オープニングからツボ入りまくり\(^○^)/カッコイイわぁ………
キャー何て素敵なの!とオネエサンモード全開\(^○^)/


物語の方は、予告編でも示された通り、赤毛の御嬢様ローラ(フランカ・ポ
テンテ御嬢様)が、恋人のマニくん(モーリッツ・ブライブロイ様)から電
話を受けるところからはじまる。

何と、ローラ御嬢様がバイクを盗まれた為、待ち合わせ場所に遅れたのです
ね。ですが………その待ち合わせが半端な動機では無かった。マニくんは根
が善良にも係わらず組織の怖いお兄さんの下働きをしておりダイヤモンド密
売の現金運び屋をしていたのですねぇ………(涙)

いつまで経ってもローラ御嬢様は来ない、これじゃあ怖いお兄さんに殴られ
ると考えたマニくんは、柄にも無く地下鉄で、怖いお兄さんとの待ち合わせ
場所に行こうとした………が………一人の浮浪者(実に良い味出しておりま
す(^^))に思わぬ親切心を出してしまった為に、悲劇の歯車が廻り出した…
現金引き渡し迄のタイム・リミットはあと20分。

焦ったマニくん(いやぁ………実に可愛い(*^_^*)(ポッ)感情移入しまくり)
はスーパーの強盗迄考えているし、何と”貸し手”銀行家である御父上の所
まで行こうとするが……赤毛のローラ御嬢様はベルリンの街を一人疾走する
のでありました。

さて、この映画の凄いところは、アニメと実写の合体は勿論のこと、疾走す
るローラ御嬢様とすれ違う人々の人生のその後迄が描かれていること。実に
「毒」があって、全然嫌味じゃないんです。だから素直に笑えるんですね。

そして、映画史上初の試みでは無いかと思うのですが……何とこの映画には、

同時に3つの結末が用意されているんですね。

「もし、あの時にこうしたら………」的な、ほんの些細なことが階段降りの
アニメで描かれ、その後の20分の道ですれ違う人々の運命をも狂わせてし
まうという設定が絶妙のタイミングをもって描かれております。

監督をしているトム・ティクヴァ様は、何と音楽も手がけていると言う驚く
べき才人(実に好みですなぁ……石野卓球様もこのアルバムを絶賛していた
のにも素直に肯けます)(^^)(^^)(^^)

フランカ・ボテンテ御嬢様も、一見粗野な格好の中にも「品」がありますし、
モーリッツ・ブライブトロイ様の相手役に相応しい。マニくんの為に頑張っ
て走れぇ………と心中声援送りまくり。\(^○^)/

特に、修道尼の間を疾走する場面では、白と黒そして赤と青のコントラスト
が生きております。(^^)

マニくんことモーリッツ様は、ローラ様と夜を過ごすシーンでは「色」爆発!
涎掛けが欲しい………(*^_^*)(ポッ)(*^_^*)(ポッ)(*^_^*)(ポッ)

いやぁ………『シン・レッド・ライン』でウィット君を演じたジム・カヴィ
ーゼル様、『54』のグレッグを演じた、ブレッキン・メイヤー様に次いで
今年3人目の大当たりですねぇ\(^○^)/

便宜的にぼくが書きましたが、テクノファンには堪えられない一本です。
マダムと連名で推薦させて頂きます。

「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
「裏社交界の徒花」 マダム・DEEP
(9月19日 シネマライズ渋谷にて鑑賞)

BGM:OST『ラン・ローラ・ラン』より『Believe』倶楽部で是非掛けて欲しい一曲

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