(毒)『パッチギ!LOVE&PEACE』

時は、1974年の東京。江東区枝川でサンダル工場を営む
叔父夫婦のもとに身を寄せるリ・アンソン一家。難病に冒
された幼い息子チャンス(今井悠貴くん)の治療のために
京都から出てきたものの、医師の下した診断は厳しく、
さらに多額の費用が必要なことがわかり、乱闘騒ぎをきっ
かけに親友になった元国鉄職員の佐藤(藤井隆さま)と命
がけの計画を立てるアンソン(井坂俊哉さま)。妹のキョ
ンジャ(中村ゆり御嬢様)は稼ぎのいい芸能界に飛び込む
が、人気俳優の野村(西島秀俊さま)と出会い恋に落ちて
しまう……。

賛否両論別れるであろう本作品ですが、自分的には前作よ
りも今回の作品の方が好きですね。前作と同じパターンで
様々な糸が交錯していく内に一つの流れに纏まっていくと
言う形なのですが、今回は妹のキョンジャが出演する映画
にその鍵が秘められていまして、現在公開中の『俺は、君
のためにこそ死ににいく』への強烈なアンチテーゼが秘め
られているんです。アンソンやキョンジャの父が戦時中に
済州島に集められ、そこから南のパラオ諸島に逃げると言
うサブ・プロットとキャンジャが出演する劇中映画『青空
のサムライ』との交差が後半になって活きてくるんですよ
ねぇ……。

確かに『俺は、君のためにこそ死ににいく』とは全く違っ
た意味でメッセージ性が濃厚でして、それが故に拒絶反応
を起こす人も居るであろう事は予想出来ます。
しかしながら、全共闘世代であったであろう井筒監督の熱い
メッセージは感じ取る事が出来ました。それが故に自分は
この映画を支持致します。

あと、この映画では大スターと言われるような人は出てい
ませんが、所々にカメオ出演として出てくるクセのある役者
さんにニヤリとさせられます。それを含めて一見の価値は
ある映画だと思います。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2007年5月20日ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて鑑賞)

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