(変)『ねじ式』

皆様、今晩は。BOX東中野、渋谷のユーロ・スペース他全国拡大
ロードショー化決定の『ねじ式』を鑑賞して参りました。

監督は日本映画界が誇る「異端の巨匠」石井 輝男様。

やってくれたわ。これが………。(^^)

主演は、浅野 忠信様を迎えて贈る世紀末を彩るに相応しい傑作。
他の役者もやたら「濃い」のである。(笑)
丹波 哲郎先生は、やたらエネルギッシュな大家さんの役であるし、
鬼気迫る清川 虹子先生の怪演。
う〜ん。金太郎飴を見ると今後笑ってしまいそうで怖い。(^^ゞ

冒頭から異常な迄のテンションの高さを感じさせるのだが、あくまでも
アングラ的な「美学」の世界。

『江戸川乱歩大全 恐怖奇形人間』の「暗黒舞踏」では未だ描き足りない
のかと思える程に、砂浜で「舞ふ」裸体の女性達。

それが、実は彼がイメージしていた絵の世界だと言うことが分かり、
一挙に映画の中になだれ込む。

出てくるエピソードの数々も魅惑的であるし、何よりも「「女性」の描き
方が、やたらと妖艶なのである。
ストリップ小屋に迷いこんだかの様な幻惑的な世界。
「坊や。何でここに来たの………」とニッコリと微笑みそうな毒気に
満ちている。

観る人を極めて選ぶ映画ではありますが、嵌まると癖になりますよ。(^^)

大倉 里司(HCD05016@nifty-serve.or.jp)

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