(困)『あの子を探して』

舞台は中国の小学校。1ヵ月間学校を離れることになったカオ先生(カオ・エ
ンマン様)の代わりに、村長から代用教員に指名された少女ウェイ・ミンジ御
嬢様が赴任し、「生徒が一人もやめなかったら褒賞金をあげる」という世にも
酷なカオ先生の言葉を信じて、子供たちを懸命に見張り続けるウェイ先生。し
かしある日、腕白坊主のチャン(チャン・ジェンダくん)が都会へ出稼ぎに行
ってしまいます。ウェイはチャンを連れ戻そうとするが……前途多難なのであ
りました。

困ったなぁ……とても良い映画なんですよ。絶賛評が圧倒的に多いし、「媚び
ずにリアリズム」で撮ろうと思い、何とコロムビア(現ソニー・ピクチャーズ)
が全世界配給したのも意外……まさか、ル・シネマで女神様を拝むことになると
は思っていませんでしたから。



ホントに誉めたいし……出来栄えも凄く良い映画………なんですが、或る部分が
大嫌いなんです。ハイ……(((((((((((((((((((((((((((((^^;;

映画自体が嫌いじゃないんです。この主演を演じていたミンジ嬢のキャラクター
がうっとうしくて、うっとうしくて……(--;)

確かにこうするしか無い……と言うのは判るし、頼るところも無い……これも全
て判ります。でも……ウザッタイんです。街に出てきたチャン少年が可愛いか?
と言えば全然可愛くないし、どこか美形の男でも出て居れば目の保養とも為った
んですがねぇ……。凄いと感心した場面も多々あるんですが、恐るべきミンジパワー。
過酷な状況が続くにも係わらずいたいけな少女に感情移入を挟ませない凄み!(笑)

でも……何だかんだと言って村で頑張っている間は、ウザさは感じなく、バス賃の
料金計算が期せずして授業に為っていたり……と鬼の顔も((^^)<ほころぶ)場面
も沢山ありました。が……街に出ると……何ですよねぇ……テレビ局の受付のフォン
・ユイメン様に非難轟轟なのも良く判るんですが……自分だったら、守衛に通報して
警察に届けます。目の前から消えて欲しいからなんですわ。その意味で彼女こそ被害者!
局長に怒鳴られてしまって……思わず同情してしまった程なんです。(涙)

で……まあ、あのラストもねぇ……(--;)ここまでリアリズムを貫き通すならば、
もっと突き放して仕舞ってもいいんじゃ無いかと思うんですよ。ミンジも行方不明
になってしまって……未だ行方知れず……とか。(爆)
まあ………これですと当たらないだろうなぁ……(--;)

「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2000年8月20日 ル・シネマにて鑑賞)

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