印度版『女の一生』か?『ボヴァリー夫人』を思わせるマニラトラム監督の
86年度の作品。
政略結婚では無いけれども、親の都合により結婚させられた一人の女性
の姿を描いた秀作です。
この映画の面白いところは、ヒロインを演じるディヴィア(レーヴァティ)の
回想に依って織り成される学生運動家のマノーハル(カールティク)との
エピソード。
二人で結婚届を出そうとしている場面なのですが、或る意味デ・パルマし
ております。(謎)
あとは、非常に室内装飾が上手い。実に自然で上品な作りのセットです。
これだけの室内装飾に気を配る映像作家は、『秘密と嘘』のマイク・リー
以来初めてお目に掛かりました。
とまあ、平均点以上の映画ではあるのですが、『ボビー』を観てしまうと
「凡作」にしか思えなくなってしまうのが恐ろしい。(^^ゞ
(インド映画祭にて鑑賞)
「大河ロマンを愛する会」 大倉 里司(HCD05016@nifty-serve.or.jp)
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