(恨)『セイヴィア』

1990年代初頭、イスラーム過激派の爆弾テロで妻と子を失った駐在武官は、
復讐の為モスクに入り罪もない信者多数を背後から射殺……当然の事ながら国
には居られなくなり、ギイと言う名を名乗り、外人部隊へと身を投じる……。
舞台はボスニアにと移り……捕虜交換により敵方より引渡された妊婦ヴェラを
自宅に送り届ける命令を受ける。その途中ヴェラは産気づき女児を出産するが、
家族は敵の子を宿した彼女の受容れを拒否する。ギイは、家族に見離された母
子を仕方なく国境周辺の避難施設に連れて行くことにする。最初は子供に全く
関心を示さなかったヴェラが、徐々に母性に目覚めるのを見たギイもまた、人
間としての感情を思い出し、この母子を護る決意を固めるのだったが……。

はい……凄いです。完全なプロパガンダ映画です(笑)<満映♪
何が凄いかと言えば……悪者が全部〜〜イスラーム教徒だもの。監督がユーゴ
出身のピーター・アンドニエヒッチ様と言うことなんですが、家族を殺された
のかなぁ……?と勘ぐってしまう位に徹底して「悪」として描き尽くしており
ます。

ホント……ボロカスに叩く要素満載なんですが……困ったことに、この映画
主演がデニス・クエイド兄いなんですよねぇ……しかも、今回可愛いから益々
困るんですわ。

最初の頃は……ホント口アングリ……?の世界なんですよ。何の根拠もなくモ
スクに行って銃を乱射し大量虐殺……で、ボスニアに行ったら行ったで罪もな
い少年を射殺……思わず、「アンタには人の心が無いのか!」とテレビに向か
って叫んでしまった程。

ですが……G.I.カットで迷彩服を着ていたクエイド兄いが、迷彩服を破っ
て赤ん坊のオムツを拵えたら……そりゃぁ靡いてしまう悲しい性分。(笑)
コンドームを使って、哺乳瓶の吸い口にしてしまう……ううっ、別のことに使
って欲しいなぁ……と………ひょっとすると『エニイ・ギブン・サンデー』よりも
彼の魅力が出ているかも知れないんですよ……出ずっぱりだし(^^;;

デニス・クエイドファンの方は一見の価値アリ……それ以外の方は観なくて良
い映画です。

「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2000年9月19日 ビデオにて鑑賞)

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