(怒)『スクリーム』

見る前までは、この映画の感想は、15番会議室のカルト部屋に上げよう
と考えていたのですが、敢えて二番会議室に感想を上げさせて頂きます。
何故かと言えば、この映画はホラー映画と言う触れ込みで紹介されたので
すが、僕にとっては不愉快極まりない作品でしたから。m(_)m
しかし、他の方が好きなのも分かりますので、レスと言う形を取らず単独
発言と言う形式を取らせて頂きます。


と、言うことでこの映画を観ていない方、或いはこの映画が好きな人は
この先を読まないようにお願いします。






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罵詈雑言モード始まります
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僕にとっては、この映画から「ホラー映画」に対する「愛」を見出す
ことが出来ませんでした。
と言いますのは、余りに説明過剰なセリフと馬鹿げているクイズが
一度のみならず、何度も執拗に繰り返されたからです。
同じ映画に関してのセリフだったら、映画業界の内幕物であった、
『ザ・プレイヤー』の方がずっと洒落ていますし、ここまで過剰に
説明されますと「馬鹿にしているんか!」と正直言って激怒してしま
いました。

脚本の設定ミス

そんな僕でも脚本の設定が、中々凝っていることは認めますが、製作者
の意図が理論的に攻め立てるのであれば、決定的な致命傷となる部分が
存在します。

何件か殺人事件が起きた後、学校は休校扱いになり、ティタムとシドニー
はスーパー・マーケットで買い物をしております。
その背後に死神姿をした殺人犯が、見え隠れするのですが、屋外で行動
するのならばともかく、防犯カメラも設置されていて、他のお客がいそう
な時にわざわざこんな格好をして店内に入る馬鹿が何処にいるでしょうか?
捕まえてくださいと言わんばかりですね。(冷笑)

殺害方法に「華」と「艶」が無い。

あと、もう一つ言えることが、殺人方法に「華」と「艶」が無いことです。
ティタムは唯一違った方法で殺害されますが、他の被害者は全てジャック
ナイフで刺殺されますよね。
ホラー映画を観ている観客の一人として僕が期待しているのは、あくまで
ヴァリエーションに富んだ殺害方法です。
単一の殺し方だけでは、余りにも芸が無さ過ぎます。

ヒロインの反撃方法に不満あり。

ヴァリエーションに富んだ殺害方法で唯一「華」を添えたのが、ヒロインの
反撃ですが、中々工夫はしてあると思いますよ。
でも、最後に拳銃を使うのはルール違反だと僕は考えております。
日常生活で使用している、編み針や、ハサミ、或いは、室内にある飾り家具
等で始末をつけましょう。
どうも、ウエス・クレイブン監督はそこのところを勘違いされているようで、
『エルム街の悪夢』から、ヒロインに手の込んだ反撃をさせているようですが、
身近にある「凶器」をつかってこそ「反撃」に「華」と「艶」がでるのです。
それでも、あれは受容内でしたが、今回はもう我慢出来ないレベルまで達し
ております。


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罵詈雑言モード終了致しました。
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と言うわけで、ヒロインが言ったセリフを借用させて頂きます。

「愛しているって?冗談でしょう」

僕はこの作品からホラー映画に対しての「愛」を感じ取れませんでした。
悪しからず。m(_)m


大倉 里司(HCD05016@nifty-serve.or.jp)

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