(華)『シーズ・オール・ザット』

本日土曜日だったので、ワーナー・マイカル系の1日割引が無いと思って
いたら……やっていたんですねぇ。おまけに『Mi-2』の先行で受け付け目茶
込み……で、観てきました。『シーズ・オール・ザット』\(^0^)/\(^0^)/

服部 弘一郎様の「映画瓦版」で一押しだったのは知っていて、それで観に
行ったのですが、正直言ってここまで出来が良い映画だとは思わなかった。

ヒロインのレイニー(レイチェル・リー・クック御嬢様)が、キャンバスに青緑
の絵具を塗っているシーンから「映画と言う”魔”から発せられる”官能”の
嵐」を感じ……その間……僅か5秒。画面から「傑作」の匂いがするんで
す!(狂喜)×\(^0^)/×\(^0^)/×\(^0^)/\(^0^)/×\(^0^)/

その「直感」見事的中!キャスティング&スタッフが表示されるまでの間で
ほぼ主要登場人物のキャラクターと位置関係がほぼ余すところなく表現され
ており、「この監督、若いのに良く映画知っているなぁ〜(感心)」と唸った程。

ここまで来れば、安心して船を船頭に任せてうたた寝♪……どころじゃ無い!
もう……随所で映画的「官能」の嵐!!!!!!!!!!!!!!!!!
青春映画のパターンを見事に吸収して自分のものにしているんです。

物語の簡単な紹介をば……ハリソン高校の生徒会長のザック(フレディ・
プリンツ・Jr君)は、学業優秀、容姿美麗、スポーツ万能と……全校生徒の
高嶺の花。一方、ガール・フレンドのテイラー(ジョディ・リン・オキーフ御嬢様)
は高飛車な美女。この侭順調に学園生活を終わる筈だった……テイラーが
俳優のブロック・ハドソン(マシュー・リラード君)と出会った為に、ザックは振
られて……その腹いせに悪友のディーン(ポール・ウォーカー君)の賭けに
乗ってしまう。それは……ザックを捨てた美女テイラーに復讐する為に、学園
一冴えない女性徒をプロム・クイーンに仕立てること……。そして白羽の矢が
立てられたのが美術志望のレイニーだった………。

学園版『マイ・フェア・レディ』か……『プリティ・ウーマン』か…『危険な関係』か。
その何れでもあるんですが、見所はレイニー御嬢様の化けっぷり……ポスター
はネタバレです。(笑)
その手助けをするのが、ザックの妹マッケンジー(アンナ・バキン御嬢様)、
彼女の指導で「あれまあ!」と言う変貌を遂げるんですが……判っていても
ニヤニヤしてしまいますね(^^)

そして……レイニーの弟、サイモンには、キーラン・カルキン君、幼馴染みの
ジェシーには、エルデン・ヘンソン君!そうなんです。『マイ・フレンド・メモリー』
のコンビ再び!

ホント……キャラの一人一人が立っていますし、特に目を惹いたのがザックの
悪友ディーン役のポール・ウォーカー君が、ハンサム!(*^^*)ポッ
ここまで美麗でも……やはり屈折したところがあったんだなぁと思い、ちょっぴり
苦い味。それがまた素晴らしい。

そして、この手の映画には欠かせない「締め」の役どころは、ケビン・ポラック
お父さんが見事に美味しいところを掻っ攫っていきます。(笑)流石は、プールの
掃除人。抜かりがありません。回線工事は御手のもの♪(謎)

野心的かつ、丁寧に撮りあげたのは、これが”映画作品としては初監督”の
ロバート・イスコーヴ様。舞台とTVでは大ベテランと聞いて納得!これが……
20代の監督が撮ったとしたら震えあがっています。その位良く出来た映画です
し、90年代学園青春映画の一つのスタンダードとして評価されるべきもの。

最高級の卵とバターを使って焼き上げた、極上のプレーン・オムレツの味わい
がする金字塔的傑作です。

「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2000年7月1日 ワーナー・マイカル・市川妙典スクリーン5にて鑑賞)

BGM:Fatboy Slim『The Rockafeller Skank』

「さ」行で、はじまる映画の感想に戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送