(滅)『死の王』

現在大井武蔵野館にて、『CULT WORLD CUP '98』と言う企画上映が行わ
れておりますが、本日は『死の王』と『サンタ・サングレ 聖なる血』を鑑賞
致しました。(^^)(注)98年の時点でした。現在は、閉館)

それでは、『死の王』から。

柳下 毅一郎様が、字幕翻訳を務めており、何かと話題になっていた
ユルグ・ブッドゲライト監督の本作ですが、僕は決してこの作品が嫌い
では無いのですが、ハッキリ言えば、「物足りない」感じが付き纏いました。

「死のチェーンレター」も、意味が繋がっていないし、解説を読んでああ。
と了承した次第。

「生老病死」の内、「死」を取り扱った素材ですが、当たり前すぎて面白く
無いのです。

一番面白かったのは、土曜日のエピソードかなぁ。身体にカメラを取り付
けた侭、町中をうろつくと言うのはそれだけで怖い。(笑)

あと、木曜日の橋の描写ね。てっきりナチス党員の名前だと思っていたら
自殺した人の経歴だったのね。ただねぇ。動機も欲しいなぁ。

ただねぇ。僕だったらもっと禁断の描写を入れるけどなぁ………。




(妄想モード)(かなりエグイです)











例えばですね。チョコレートを食べている老婦人。そのチョコレートの
中に小指が入っているとか………(爆)
彼女が向かいにある恋人達の部屋を探る場面がありますが、その際
に意味も無くドアから槍が飛び出てくるとか。(シャイニングの様だなぁ)
受話器を取り、ダイヤルを回す際にも、剃刀を入れて指が切れるシーン
とか………。

日曜日の頭を打ちつけて死ぬ男のエピソードですが、頭を壁に打ちつ
ける前に壁に釘を打ち込んでおくとか………(激爆)
グチャグチャに飛び散る血漿によって、壁が赤く染まっていく。これでし
ょう。(^^)


殆どのケースで「拳銃」を使うでしょう。これが物足りなさの原因でしょ
うか?
『死の王』と言うからには、大鎌を振り回して、町中を闊歩する(勿論、
サンバのリズムでね)位の描写が欲しいところ。


それに子供で締めくくるのも何だなぁ………。

不満ばかり挙げましたが、何故か心地よく観れたのも事実です。
しかし、10分後、『サンタ・サングレ 聖なる血』を観て全て吹き飛んで
しまいました。(^^ゞ

大倉 里司(HCD05016@nifty-serve.or.jp)

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