大晦日の夜、渋谷パンテオンで行われたオールナイトで観た最後の一
本は、映像フェチのブライアン・デ・パルマ監督の『スネークアイズ』
でした。
この映画、観ていてとて〜〜〜も、長〜〜〜〜く感じてしまうんです。
でも………つまらないと云うんじゃなくって、その反対なんです。\(^○^)/
『レイジング・ケイン』をも彷彿とさせるデ・パルマの新たなる集大成的
な大ケレン味たっぷりの魅惑の1時間37分………(驚愕)
観ている最中は、2時間30分にも感じてしまった映画なんですが、
これは監督の仕掛けた「罠」に見事に嵌まってしまった結果です。(^^)
今回のオールナイトで上映された映画は、それぞれ「舞台限定物」
でした………。
『ラッシュ・アワー』は、LAのチャイナ・タウンを中心に(でも動きは多い)
『交渉人』は、シカゴの連邦ビルにある内務警察班のオフィス
『スネークアイズ』は、アトランティック・シティの巨大スタジアムとその横
のカジノ・ホテル
冒頭で……ハリケーンが来襲している巨大スタジアムの前でTV中継を
している女性レポーター。実は、スタジアムに備え付けられたテレビに
写っている画像だと分かるんですが………それを見ている悪徳刑事
リック・サントロ(ニコラス・ケイジ)………豹柄のシャツを着込み如何に
もチンピラ風情なんです。(笑)
その彼の行動を追っかけるところから………映画は始まります。
このシーンを決して見逃してはなりません。映画史上初(?)の13分間
ノン・ストップ撮影(今度、観た時にどこで切り替わっていたか確認します)
このシーンの中に、全ての伏線が仕込まれているんです。
デ・パルマ映画の特徴と云えば、「女」なんですが………今回は、「妖婦」
と云うか「魔性の女」が何と!二人も出てきて………観ているこちらとし
ては………
「イヨッ!!!!!………(トトトン)
デ・パルマ屋\(^○^)/」と歌舞伎座の
三階席から掛け声を掛けてあげたくなる様な、ケレン。
謎の女が動いた処で、国防長官の狙撃………。カメラが縦横無尽に走り
廻る様は、正に圧巻………思わず濡れてしまいそう。
そして………途中から見せる意外な変化………。これが、デ・パルマなの!
と思わず叫んでしまいそうになった程「愛」が全編に満ち溢れているんです。
思わずウルウルと来てしまいましたもの………恥ずかしいけど。
3月頃に、松竹系の劇場で公開されますんで、デ・パルマ・ファンの皆様
劇場へ走るのですよ………是非、観てね!!\(^○^)/
大倉 里司(HCD05016@nifty.ne.jp)
P.S………最後の最後までこの映画、席を外してはいけませんよ。(謎)
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