去年の第11回東京国際映画祭インターナショナル・コンペティションにて中
々好評だった本作……中華電影通の友人からも「中々」と言う評価を裏付ける
ような快作でした。
意外なことに、これが初の中国(大陸側)でのインディーズ映画なんだそうで
ありまして、それからすると今迄の中国映画はメジャーだったのねと思い直す
日々。(^^;;
この映画は、5話構成のオムニバス形式になっておりまして、その間の橋渡し
として登場するのがワン・シュエピン様演じる男性とリウ・チエ御嬢様演じる
女性でして……この二人が陰陽を形取った大極鍋(?)に入れられた激辛物を
食するシーンから始まり、出だし快調……良い感じです。何よりも腸が弱いぼ
くにとっては、笑うに笑えない「身につまされる話」なのがポイント高し。(^^ゞ
一つ目のエピソードが、誰もが味わう初恋、二つ目が再婚話、三つ目が結婚後
しばらくして訪れる不和、四つ目が離婚寸前の夫婦と息子、五つ目が……突如
として訪れる出会いと不慮の別れについての物語です。
個人的には、二話目のエピソードが一番好きですねぇ。夫に先立たれた老夫人
が第二の人生を歩むべく結婚紹介番組に出るのですが、テレビ映りが予想以上
に良かった為に100通を超える応募が……。何とか三組迄絞りこんだけれど
も………と言う話。
何故、これが一番好きかと言えば、それぞれの老人達が段々と打ち解けていく
内に三人三様の良さが出てくるんですね。(^^)
それぞれの特技を生かしたアプローチをするのですが、苦労を舐めてきただけ
あって、互いの長所を認め合う的な良さがありまして、一番観ていて幸せにな
れるんです。
勿論、観るひとが歩んできた人生によって、この話しが好きだぁ………で良い
んですね。
あと……5話目のカメラマンを演じたシャオ・ピン様が……おっ(^^)
良いです。今年は男のアタリが多い!グレーのTシャツ姿で登場なのですが、
登場シーンで「おっ!中々美形じゃない」と思っていて、カメラが引くと………
Tシャツの上から感じ取れる分厚い胸板が……(*^_^*)(ポッ)
いや〜ん。困ってしまいますよ。(嬉)
『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のティル様、『シン・レッド・ライン』
のジム様が国宝級ならば、『ラン・ローラ・ラン』のモーリッツ様と並んで
重文級の御宝登場(^^ゞ眼福、眼福………
「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(11月18日 シネスイッチ銀座にて鑑賞)
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