(禅)『スター・ウォーズ・エピソード1・ファントム・オブ・メナス』

賛否両論の感がある『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』を鑑賞して参りました。

この手の映画は、大人数で行った方が楽しめると言うこともあり、総人数、
十一人で「日本語吹き替え版」を観たのでした。

はっきり言いましょう……ぼくにとりましては、映画の内容もそこそこ楽しめ
ました。が……しかし、それよりも面白いものを発見してしまったのです。

日曜日の朝10時30分、渋谷エミルタージュでの鑑賞……(^^;;
しかも、集う面子が朝の面子では無い……眠そうな面々。
それと……対比を為すかのような、元気一杯のアナキンくん似の少年達。
えっ……と思うかも知れないですが……場所柄もあってか……青目で金髪で、
そろそろ髪が薄くなってきた年代のお父さんが……息子と共に鑑賞している姿
なのです。が……何故か日本語吹き替え版(^^;;

う〜む……「SW上映館に人生アリ」(泣)

何故、日本に住み着いたのだろうか……等と彼等が若くて希望に満ちていた頃
(勝手に決めている)←(--メ)世界の何処かで観ていたのだろうなぁ……と
想像を巡らせておりました。

その少年達が……数十年後……この日の記憶を頼りに劇場に足を運ぶのだろう
か……とシミジミしてしまったのですね。

この日程、「SW」は文化だったと実感した時は無いですねぇ。m(_ _)m

さて、肝心要の映画の方ですが……一作目のみを二番館で観た人間としては……
あれ、まあ!と驚く展開が多数あり、これはこれで楽しめました。

先ず、世界観として、ぼくが受けた印象は、世界の歴史展示会の趣。

カルタゴVSローマの対決がベースにあるかと思えば、ルネッサンス華やかし
き頃のベネチア風の都市もある。辺境にある星は中近東のイスラム様式を取り
入れ、「元老院」と言いながらも実体は国連……即ち紐育もある。

そして、アミダラ女王のモデルは、エリザベス一世の様でもあり、従姉妹の
メアリー・スチュワートの様でもある。しかも、衣装は中国風(?)

騎士のジェダイの方ですが……これは、かなり一貫していたので驚きました。

禅の世界観で統一されているのですね。

リーアム・ニーソン様演じた、クワイ・ガン・ジンは、ユアン・マクレガー様
演じたオビ・ワン・ケノビ「印可」(師が弟子の悟りを認めること)を与えた
ことにより、ようやくオビ・ワン・ケノビの雲水生活に新たなる幕が開かれ
た訳ですし、老師のヨーダは、アナキンくんに入門は認めてさせなかった
ものの、オビ・ワンの門下に入ることは許した。(そうしないと始まらないし)

つまり……評議会が大本山で、評議室が禅で言うところの「方丈」だとぼくは
捉えておりました。(^^ゞ

クワイ・ガン・ジンですが……ぼくは、修行僧と言うよりも「剣士」の大居士。
幕末から明治初期に活躍した剣聖、無刀派の開祖、山岡 鉄舟様のイメージ
で捉えておりました。

と言うのは、ダース・モールと対戦する時に、わざわざ思念するシーンがある
のですね。これを観て……浮かんだのが山岡 鉄舟様でして、江戸城無血開城の
為に走り回った功績と良い、何やらダブってくるのです。

日本の武道…とりわけ「剣」に道を求めたものは、宮本 武蔵、柳生 宗矩、山岡
鉄舟……と「禅門」との関連が切っても切れないのです。

そして、武蔵にしても、鉄舟にしても、「書画」の大家でもあるのですし、
「大悟」の後は、二人とも刀を差さずに丸腰で行動をしておりました。

これから……エピソード2、3に向けてどういう展開になって行くのか?
期待して見守ることに致しましょう。

「大河浪漫を愛する会」大倉 里司(HCD05016@nifty.ne.jp)
(7月18日渋谷エミルタージュにて鑑賞)

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