(歴)『タイタニック』(罵詈雑言モード編)

再び今晩は。大倉です。『タイタニック』の「罵詈雑言モード編」に入らせて
頂きます。

これから先は氷山が乱立する北大西洋の荒海です。御好きな方、この映画
を御覧になっていない方は絶対にこの先を読まないでください。
映画の内容の核心に触れる個所も「評価編」に比べれば断然に多いですし、
映画『タイタニック』が御好きな方であれば、まず間違いなく不愉快になること
は分かりきっておりますから。m(_)m

△△△△△△△△△△△怒りの氷山モード突入△△△△△△△△△△△


この位改行すれば大丈夫かな。(笑)
何と言ってもあの馬鹿女・ローズさえいなければ、この映画100点を上げても
良い出来なのです。
あの馬鹿女、この馬鹿女、世間知らずな身勝手さ。本当にこの女さえ居なけれ
ば素晴らしい出来ですよ。
この馬鹿女、この馬鹿女、この馬鹿女、この馬鹿女、この馬鹿女、この馬鹿女。
本当に生理的に受け付けませんね。『ブレード・刀』のヒロインと馬鹿さ加減
は、いって来いでしょう。(軽蔑)

別にジャックを演じたレオナルド・ディカプリオは好みのタイプでは無いが、
演技は達者であるし、「画家の眼」を持っていたことが素晴らしい。
と言うのは、デッサンをしているときの彼の眼のことでは無い。あくまでも、
ブルーダイヤを初めて眼にした時の「美に対する執着」の眼光が素晴らしい。

ローズと言う女が、別にジャックを助けようとしたのは、まあ許せる範囲内
でしょう。
こうしないとドラマが盛り上がりませんからね。
ただ、信じ難いのは、ジャックを助けて露天甲板に上がった。そこで、ビリー・
ゼイン演じたキャル・ホイックリーと再び出会う。


そこまではまあ良い。問題はその後です。彼女は一度ボートに乗るのですが、
信じられないことに「途中で」降りてしまう。
「途中」からボートに降りたとしても、乗客一人が入れたわけでもないのに…。
これは本当に激怒しました。

それで、まあ、海に放り出されるのですが、自業自得の極みでしょう。
彼女程、さっさと死んで欲しいと思ったキャラクターは近年希です。(冷笑)
しかも、ご丁寧にジャックを海に漬けながら、何の良心の呵責も感じて
いない点。これは恐るべき厚顔ぶりです。

しかも、救助ボートを係留して、一つ空きを作って救助したことに関して
何の感謝もしていない点。
それで、

「ボートはたったの一隻、6人しか助からなかった………」

とは、本当にどの口が言ったですよ。僕だったら火の点いた豆炭を口に
放り込んでいます。
どんな思いで、他の乗客がボートに乗ったと考えているんですか?
本当に想像力の欠如した反省の無い馬鹿女、ここに極まれりですね。

で、まあ数十年の月日が流れました。

恐るべきことに、「三つ子の魂、百まで」とは本当に名言ですね。(涙)

彼女は、ブルー・ダイヤモンドを持っていた。これはまあ許せます。
問題は全てが片付いた後に、それを大西洋に放り込んでしまう点。

「まあ、ケリを着ける為にいいんじゃない?」

と言う意見があるのは先刻承知の上で書かせて頂きますよ。


これが、ルイ14世から所有者をことごとく不幸にしたホープ・ダイヤモンド
であったならば納得はしましょう。
しかし、ローズ自身は、ブルー・ダイヤモンドを保持していたことに因って
何の不幸も受けていない点。これが重要です。

世界最大の53カラットもある「工芸品」のブルー・ダイヤモンドを何の
権利があって勝手に海に捨てるのか?

これでは、ゴッホの絵を大枚を叩いて落札し、

「自分が死んだら棺桶の中に絵を入れて焼いて欲しい」

とほざいた、某企業家(恐るべきことに日本人)とメンタリティは一緒です。

美術・工芸品に関しては、所有者は次の世代に明け渡すと言う義務が
あると言うのがパトロネージュの「基本」です。

ハッキリ言えば、彼女のように「美」を分かっていない人間には、ピカソも
モネもドガも所有して欲しくないし、持つ権利すら与えたくありません。(断言)

では、どうすれば解消できたかって、簡単です。

映画のラストで彼女が眠りながら死んだことにして、手からブルー・ダイヤモンド
が滑りおちることにすれば良いだけの話ですし、それであればラストシーン
の説明も簡単に付きます。それが「大河ロマン」と言うものです。


△△△△△△△△△△△怒りの氷山モード脱出△△△△△△△△△△△


以上の理由を持ちまして、映画『タイタニック』は、僕が愛する「大河ロマン」
ではありません。

「大河ロマンを愛する会」 大倉 里司(HCD05016@nifty-serve.or.jp)

BGM:オリジナル・サウンド・トラック『タイタニック』

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『タイタニック』評価編に行く(^^;;

 

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