(陽)『まぶしい一日』

昨日、TCC試写室で韓日の若者を主題に据えたオムニバス映画
『まぶしい一日』を鑑賞して参りました。

亡くなった祖父は戦争中、韓国済州島にいた。祖父の遺言で済州
島に祖父が埋めた宝物を探しに行く日本人少女のミエとエイコ。
彼女達が済州島で見つけた「宝物」とは?
(第1話『宝島』)

ノートパソコンを詐欺行為で売りつけ金を稼ぐ高校生ジョン・デ
フン。彼の目的は日本にいる母に会いに行くことだった。お金は
貯まって日本行きの航空券を手にしたデフンだったが……
(第2話『母を訪ねて三千里』)

寸前のところで成田行きの飛行機に乗り遅れた旅行雑誌記者の石
田次の日の早朝便まで空港で一夜を過ごさねばならない。空港の
書店で働くゴニと偶然知り合い、朝まで過ごすことに。しかし彼
らはお互い日本語、韓国語しか話せない……爆笑のハートフルコ
メディ。
(第3話『空港男女』)

この3話から構成される2時間10分の映画でしたが、正直言え
ば第2話の『母を訪ねて三千里』に関しては、残念ながら退屈
してしまったのが正直な感想です。台詞が極端に少ないのと、主
人公のジョン・デフンが余り人好きのするキャラクターで無かっ
たのも痛いかなぁ……。


第1話の『宝島』は、低予算映画であるにも係わらず、伏線が
周到に張られていて、ああ、ナルホドねぇ……と感心すること
しばし、但し終盤近くのギタリストのエピソードは蛇足かなぁ?

第2話の『母を尋ねて三千里』を除いては、「言葉の壁」が生み
出す齟齬を描いているんですが、それを否定的な側面で描いたの
がこの『宝島』。一方肯定的に描いているのが『空港男女』で
しょうか?
『宝島』では、済州島の赤い大木の下にある石垣に宝物を埋めて
いると言う設定なんですが、土の中から掘り出すシーンで、『硫
黄島からの手紙』を想起してしまったり致しました。

さて、3話中一番感心したパートが、日本人の俳優の塩田貞治さま
を主役にした『空港男女』でして、これが何の引っ掛かりも無く
観れてしかも後味が(・∀・)イイ!! んですねぇ。
例えて言えば、夜通し徹夜をして遊んでしまった朝帰りの空気
が、日本でも韓国でも同じ空気なんだなぁ……と思ったのですね。
『母を訪ねて三千里』でも渋谷の朝を描いてしますが、淀んだ
空気では無くゴニ御嬢様が空港を朝出る際の空気は清々しいもの
がありました。これだけで観た価値はあったかな……。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年1月13日TCC試写室にて鑑賞)

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