(愚)『オペラ座の怪人』

時は仏普戦争終了直後の巴里、オペラ座では謎の怪人・ファントム
(ジェラルド・バトラーさま)の仕業とされる奇怪な事件が続発して
おりました。そして新進のプリ・マドンナであるクリスティーヌ
(エミー・ロッサム御嬢様)は、ファントムを音楽の天使と信じて
スターダムへ駆け上がろうと為さいますが、オペラ座の売却と共に
この劇場の主となった青年貴族ラウル(パトリック・ウィルソンさま)
に再開した事により、壮大なる惨劇の幕が上がろうとしていたので
御座います。

今迄、ミュージカル版の(つまり劇場版)は未見なんですが、過去
1990年ロバート・イングランドが主演した版と、ジュリアン・
サンズが主演したと言うよりは、ダリオ・アルジェント師匠が監督
した2作品を観てきましたが、今回のバージョンが一番金が掛かって
いて絢爛豪華……でも一番ツマラナイんですねぇ(--;)

のっけから結論を言ってしまいましたが、映画を観ていて携帯メール
を打ちたくなったのは初めての経験かも知れない(現に、前方座席
では上映中にメールチェックしていた人が居た……普段なら怒るけど
この映画ではそれも許しますねぇ……




だって……殺人的につまんないんだもん!








(数年ぶりに映画感想を書かせる気になった罵詈雑言モードが今炸裂します)

 












現在(と……言っても第一次世界大戦終了直後の1919年)にて廃墟と
なった巴里オペラ座から幕を開けるのは(・∀・)イイ!! んです……シャンデリア
もスルスルと上に参りまーす♪
が……始まって30分もしない内に、早くシャンデリアが落ちねえかなぁ?
と苛々し通し。原因は三つ!!!!!!

歌が多すぎ!演技が下手糞!映画としての工夫が凝らされているとは思えない。
この3点なんです。

ミュージカルって言っても、歌は舞台上で歌うだけにしてくれない?????
墓地で歌ったり、螺旋階段を上がりながら……オペラ座の屋上で……まあ、
若い二人がセックスするんだったら見てられないことは無いけど。それにして
も歌が邪魔ですわ。
台詞でビシバシッと詰めて、絢爛豪華な舞台で華やかに歌う!と言うチラリ
ズムがこの映画には欠落しているんですねぇ。歌って踊るのが許せるのは、
自分の狭い了見では印度映画だけなんですよ!
何故、この映画を観ようかと思ったかと言えば、主役のジェラルド・バトラー
さまがインタビューを受けていた時セクシーだったからなんです。
でもねぇ……髪を撫で付けていたんでは、マスクをしていても萎え〜ですわ。
彼の声は確かに素晴らしいのですが、歌わずに『ジュリアス・シーザー』での
アントニウスの追悼演説の如く長廻しでの台詞をキボンヌ!(超断言!)

そして、ヒロインとヒーローの二人がまるで魅力が無い。化学調味料を使った
お吸い物よりも薄味で、何で二人が恋仲なのか?がサッパリ判りません!

上演中に罠を仕掛けてファントム登場……なんですが、ここが映画としての
見せ方をまるで判っていないんですわ。我々映画館の観客は、ドンファン=
ファントムって判っています。でも……リハーサルのシーンを何故入れて置
かなかったの?
リハーサルで、本来の人が出演しておいた「正規バージョン」を見せることに
よってクリスティーヌがファントムが代役であった事を悟り、『裏窓』での
グレース・ケリー御嬢様の如く、劇中で観ている方々にそれを伝える方法を
取ればサスペンスとしてグッと盛り上がったんですよ。それをいきなりあんな
無粋極まりない方法で行うなんて、脚本家のおつむの程度を疑います。(冷淡)

そして……シャンデリアの落ち方に不満あり!実際に拵えて落としたって
言うじゃなぁ〜い♪ でも、借り物なんで壊せない……残念!
ここはCGでも何でも良かったんで、派手に落として劇場が炎に包まれる
そう!『キャリー』並みの大惨劇が欲しいんですわ。

まるで、時間の無駄……でもまあ、これを書くエネルギーだけは貰ったって
ことでそれだけは感謝ですね。この映画は二度と観ませんけれど。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
2005年3月16日  ワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて苦行

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