(屑)『ハーヴェイ・ミルク』

1978年11月27日、サンフランシスコの市政執行委員のハーヴェイ・
ミルクと市長のマスコーニが市庁舎内で殺害された。4万5千もの人々が静
かにロウソクを掲げ、暗殺された二人の冥福を祈った。ハーヴェイ・ミルク
とは何者ぞ?そしてその功績と生涯とは?

これは、「ゲイの教師を解雇出来る」と言う悪法「提案6号」に強烈に反対
し、老人や有色人種、同性愛者など社会的弱者の為に心血を注いだ方の記録。

非常に書くのが難しい映画なんです。と……言うのは、前半はハーヴェイ・
ミルクさまの功績を綴っており、政治的思想も共通し非常に興味深く、且つ
共感しながら観ていたのですが……後半は、ミルクが同僚のダン・ホワイト
さまに因って殺害され、追悼会……そして、裁判へと向かうときに感じた
製作者側の「不遜」と「傲慢」を強く感じざるを得なかったからなのです。


ゲイの活動家にとっては「神様」的存在ですよねぇ……自分も「彼自身」に
付いては一切悪く書く積もりはないのです。ゲイのみならず、「社会的弱者」
の視点を守り続け市政の改正に挑んだ姿は立派ですし、是非とも手本にしたい
位なんです。


ですが……彼が死んでからは、この映画クズですわ。(激怒)



(炸裂する罵詈雑言モウド)

 

 















何がクズかと言えば、故ダン・ホワイトさまが、ハーヴェィ・ミルクさまと
ジョージ・マスコーニ市長を殺害……逮捕されて、裁判。
この裁判が陪審員の選任などで「公正性」に欠けるのは、まあ判らないでも
ありません。ですが……免罪でも無いのにワザワザ此処までしつこく追いか
けますか?「公正性」に欠けたのならば何故「上告」しなかったの?
或いはシステム上の問題で「上告」不能であったのならば、その例証を示す
べきなのが筋というものだろうと思うのですよ。
裁判の判決を受け宣告が軽いことを受け、その結果市庁舎に一部の「暴徒」
が雪崩込んで騒いでおりましたが、その数百倍の方々はこれを観てどう思っ
たのか?という視点が欠如しています。
そして、「陪審員」の方ですら、攻撃的な視線を向ける偏狭さ……(--;)

一番忌むべき点は……ダン・ホワイトさまが、84年に釈放される時期を見
計らって製作されているんですよねぇ。

そして……85年に自殺されたと言うテロップが流れるのですが……

アンタらが殺したんだろうが!コノ腐れ外道!


ホントに激しい怒りを感じたのは、ホモ・ファビアと憶測された、故ダン・
ホワイトさまでは無く、この「自分の言うことが絶対的に正しい。その為
ならば何をしても良い」と勘違いしているロバート・エプスタインを初め
とする腐れ外道!

自分には、この映画が「名作」とか「傑作」と評価されている理由が全然
判りません。まことにもって忌まわしい唾棄すべき記録です。

「裁判映画友の会」広報担当 大倉 里司
(2001年6月6日 ビデオにて鑑賞→苦行)

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