(友)『スリー・キングス』(2回目)

一本の映画の感想を挙げる間に、かれこれ2週間以上の時間が空いてしまいま
した。その間作ったファイルは60以上……映画の御館の看板を下げなくては。
と思っておりましたが……こうした映画があるから止められない♪

そーなんです。あの「3馬鹿大将」こと『スリー・キングス』の再見です\(^0^)/

映画の概要は、一回目書いたんで省略ね〜〜〜〜(^^)/~










と…そんなこんなで、最終回観て参りました。この映画、一回観て「好き(^^)」
と思った方!是非、二回目観ましょう!

一回目の時とガラリと見方が変わります。『TRL』の時の様にそれぞれの顔の
判別が付くと言うのも一興ですが(笑)この映画は幸いにして一回目で大体の顔の
判別は付く様に出来ております。(^^;;
で……どこが変わるのか?と思いきや、キャラクターの彫り込みの深さが利いて
いるんで「自己発見の物語」へと飛翔するんですわ\(^0^)/

二回目観ていて思ったのですが、この映画、一度ノレれば……(ノレない人が居
る様に作ってあるのが難点ですが)ホントに疵が無いんですよ……。
ボール爆弾の数もちゃんと帳尻合わせてあるし、最初に地図を発見したのもトロ
イ君とコンラッドくん……それにチーフの登場の仕方もごく自然ですし、リーダ
ーであるアーチーがしゃしゃり出てきて一山賭けるシーンでの3人の表情に至る
まで、そのキャラクター通りの反応なんです。

おまけに敵役のトロイ君を尋問するイラク軍兵士も…最初に金塊を強奪するシー
ンでしっかりと出ているし、どんな端役に至るまで「顔」があるんです。

そして……衝撃的な映像も数多く、一回目の時には書けなかったネタを書きますね。

金塊強奪の後、イラク軍が民衆を弾圧し……アミールの奥方を射殺するシーンがあ
りますが、これはベトナム戦争で余りにも有名なサイゴン警察署長がベトコンを街
中で射殺するシーンと構図が同じです。ですから……大佐がアーチーに向かって言
うセリフの中に「ベトナムと同じ様にしたいのか?」と言う皮肉が利いている訳で
マス・メディアが戦争に係わってくるのは、ベトナム戦争と同じ……ただ違うのは、
軍事テクノロジーの発展によって、加害者が直接血を流すことは少なくなったと言う
次第。ですが……被害者側にとってみれば、ミサイルでやられようが、ナパーム弾
でやられようが「痛み」には変わりが無いことを指し示している気が致しました。

そして……金塊と民衆を積んだトラックを装甲車が襲撃しようとした、その時、
一人の少年がライフルを持って装甲車に向かって発弾するのです……この衝撃は、
一回目も凄かったですが……二回目観るときには、「ここまで来て仕舞ったのだなぁ」
とつくづく感じましたよ……。

「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2000年4月28日 ワーナーマイカルズ市川妙典スクリーン5にて鑑賞)

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