(惜)『エクストロ』

とある山荘で、親子水入らずの時を過ごしていた父、サムと息子トニー。
そんな時、突然空から光が父サムを包み込み、サムは地上から姿を消して
早3年…
息子トニーは、父サムの思い出に浸っていたが、母は新しいカメラマンの
恋人ジョニーとの生活が優先で、息子の思い出は邪魔になるだけであった。

そんなある日、ある森に光体が落下して、中から異形の生物が登場する。
実は……環境の適応をするためにサムが変化した姿だった。ところがこの侭
では塩梅が良くないとばかりに、罪無き一人暮らしの女性を襲い……彼女の
腹を食い破って在りし日のサムとして復活する。

サムが何気なく家に戻った日から、一家に不吉な出来事ばかりが起こりはじ
めていた………何の為に?

低予算映画で撮ってはいけない映画の一つに「SF」があると思うのですが、
見事に破っています。(笑)その為、チープなこと甚だしいのですが……。
単にクズ映画と片付けられないのは、そのことを判って撮っていると言う点。
「特撮」は、観客の想像力を駆使して盛り上げるより他に仕方ないのを抜き
にして、市中の描写とか……家の中の描写等……「お金の掛からない場所」
ではしっかりした撮影をしているんですわ。これは驚きました。

ただ、「何の為に?」と言う肝心要の部分がゴッソリと抜けているのは致命傷。
途中の伏線の張り方とか、G.I.ジョー等がトニーの念波を受けて立ち塞が
るものを始末していくというアイディアが秀逸なだけに惜しいのです。
途中迄はそれでも良かったかも知れないですが、ラストの決着の付け方は、
甘い様ですが……「母を立てる」方法にすれば、随分と変わった気もするんです
が……無い物ねだりでしょうか?

自称「カルト部屋御挨拶係」大倉 里司
(2001年5月17日 ビデオにて鑑賞)

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