(迷)『硫黄島からの手紙』(第2回〜伊藤編)

皆様、お今晩は。自分がこれから書く内容は映画『硫黄島から
の手紙』の内容にいきなり入り込んだ内容となっております。
未見の方は(序章)だけお読み下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回取り上げるのは、5人のメイン・キャストの内、文句無しに
一番ファンの少ない嫌われ者。伊藤中尉です。
この伊藤中尉を演じているのが、中村獅童さまでして、個人的に
は好きな俳優さんの一人なんですよねぇ。で……良くこの役を引
き受けたなぁ……と逆に感心してしまった程。
ところが……3回目の鑑賞で判ったのは、この伊藤中尉と言うの
が、かなり重要な役回りをしていることなんです。
1944年12月15日 大須賀少将と堀大佐(参謀長)が更迭
されるのが史実ですが、この大須賀少将、林少将と共に反栗林派
の一員となっているのが伊藤中尉と言う役。
偶然だと思いますが、当時東地区防空隊を率いていたのが海軍の
伊藤中尉でして、ひょっとしてそこから名前を取ったのかなぁ?
とあらぬ想像をしてしまいます。(^^;
で……映画の中の伊藤中尉ですが、旧軍部の悪弊を体現したかの
様な人物なんですよねぇ。

1.部下に対しての思いやりがまるで無い
2.計画性が欠如しており、行き当たりバッタリの行動を繰り返す

ですがねぇ……この2点の内後者に関しては、自分自身も弱点と
して思い当たる節が多々あるだけに身につまされるんですよ。

この映画では、下士官の役割が何故かボロクソに描かれていて西郷
と清水が所属していた独立歩兵隊312大隊(擂鉢山地区隊として
1000人が配属されていた)のタニダ大尉(バンドウ・タクミ
さま)の描き方と良い、何か恨みでもあるんかいな?と思える程
なんですよねぇ。
タニダ大尉も、西郷イジメに精を出しておりますし、伊藤中尉に
至っては、西郷と清水の首を跳ね飛ばそうとした程の血の気の多さ。
林少将が出した突撃命令を行い、部下を意味も無く失い……更に
部下を引き連れて擂鉢山奪還計画(?)を立てるものの、西中佐の
反対に遭い、自分一人で「名誉の戦死」を目論むものの、彼を待ち
受けていたものは余りに皮肉な運命で御座いました。
と……言うのは、3回目で伊藤中尉が洞窟に隠れているところを米兵
に発見されると言うシーンに初めて気が付いたのです(^^;
2回目までは謎のシーンだったんですけれども、3回観て謎が解けた
と言うのは遅すぎですねぇ(爆)

5人の主要登場人物の中で、生き残るのは西郷と伊藤中尉だけと言う
のが何とも意地悪な設定と言うべきか。
ですが、映画として観た場合、居なくては為らないキャラなんですわ。
全員、栗林中将に賛成だったら酷く薄気味の悪い映画になってしまい
ますからねぇ。良くぞ演じて下さったと御礼を申し上げたいです。

さて、次回は、実在の人物、バロン西こと西竹一中佐(伊原剛志さま)
を中心に映画を綴っていきたいと思っています。

初代「大河浪漫を愛する会」大倉 里司
(2006年12月17日新宿ミラノ1にて鑑賞)

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『硫黄島からの手紙』(第1回〜清水編に行く)

『硫黄島からの手紙』(第3回〜バロン西編に行く)

『硫黄島からの手紙』(第4回〜栗林中将編に行く)

『硫黄島からの手紙』(第5回〜西郷編に行く)

『父親たちの星条旗』1回目の感想に行く

『父親たちの星条旗』2回目の鑑賞に行く

『父親たちの星条旗』3回目の鑑賞に行く

『父親たちの星条旗』4回目の鑑賞に行く

 

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